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アメリカのマーガリン 人気ランキング

2020年10月31日土曜日

パン作り・材料

2019年のアメリカのマーガリンランキングと、実際に私が買ったマーガリンの評価をまとめてみました。




アメリカのマーガリン事情


昔のマーガリンはトランス脂肪酸を多く含んでいました。アメリカは2015年にトランス脂肪酸の使用規制を決めたので、一時売り場からマーガリンが無くなったのではないでしょうか、、、

トランス脂肪酸についてのウンチクを書くと長くなるので知りたい方は他で読んでいただくとして、現在はトランス脂肪酸をバター以下まで減らしたマーガリンがいろいろ売られています。

が、一度悪くなったイメージはなかなか戻らず、今はバターの方が販売数量が多いそうです。

日本のマーガリンとの違い


塩味が強い


<製品100gあたりに含まれるNa量>
日本の標準的なマーガリン 500㎎(食塩相当量 1.3g)
アメリカのマーガリン   600~800㎎(食塩相当量 1.5~2.0g)

ブランドによってかなりバラつきがあり、すごくしょっぱいものもあります。


トランス脂肪酸


日本人は油脂の摂取量が少ないのでトランス脂肪酸の規制にも消極的でしたが、最近は日本のマーガリンもトランス脂肪酸低減タイプが主流になりましたね。

単純にトランス脂肪酸を減らしてマーガリン類を作ると、脂のうま味やコクが無くなってものすごく不味いんですよ。。。昨今の日本のマーガリンは、「バター」「クリーム」「発酵乳」などの乳成分を加えて味を補うことでトランス脂肪酸低減を実現しているものが多いようです。



一方、アメリカのマーガリンには100%植物原料だけで作られているのもたくさんあります。現在販売しているものは基本的に水素添加脂無し・一食当たりのトランス脂肪酸摂取量ゼロ(基準値以下)です。


マーガリン(スプレッド)の人気ランキング





私が試してみたのは3種類


美味しかったのは『I can't believe it's not Butter!』

 

一番最初に買ったのはコレ👇
「フレッシュバター風味」という表示に釣られましたが、独特な青臭さと酸味が感じられて美味しくなかったです。


Na 570㎎/100g
<原材料表示>
Soybean Oil, Water, Palm Oil, Palm Kernel Oil, Buttermilk*, Salt, Soy Lecithin And Mono And Diglycerides (emulsifiers), Potassium Sorbate (to Preserve Freshness), Lactic Acid, Natural And Artificial Flavor, Vitamin A Palmitate, Beta-Carotene (color)
大豆油、水、パーム油、パーム核油、バターミルク、塩、大豆レシチン(乳化剤)、グリセリン脂肪酸エステル(乳化剤)、ソルビン酸K(保存料)、乳酸、天然香料、人工香料、ビタミンA、ベータカロチン(着色料)



コレも美味しくなかった。「スイートクリームバターミルク入り65%ホイップ植物オイルスプレッド」と書いてあります。ミルク感はあるもののコクがなくてかなりしょっぱい。パッケージは一見ナチュラルっぽいですが、よく見たら添加物が多かった。

Na 830㎎/100g
<原材料表示>
Soybean Oil, Water, Palm oil, Palm Kernel Oil, Salt, Sweet butter milk(Water, Sweet butter milk powder), Emulsifiers(Mono And Diglycerides, Soy Lecithin), Preservatives(Potassium sorbate, Sodium benzoate), Phosphoric acid,  Beta Carotene (Color), Vitamin A Palmitate, Natural And Artificial Flavors, Vitamin D3(Cholecalciferol)
大豆油、水、パーム油、パーム核油、塩、スイートバターミルク(水、スイートバターミルク粉末)、乳化剤(グリセリン脂肪酸エステル、大豆レシチン)、保存料(ソルビン酸K、安息香酸Na)、リン酸、ビタミンA、天然香料、人工香料、ビタミンD3



コレ👇はアメリカで一番ポピュラーだと何かで読んだので買ってみました。

後でランキングを調べたら2位でした。。。「I can't believe it's not Butter!」というのが大真面目な商品名です!! ややしょっぱめですが風味は日本のマーガリンに近い感じでまあまあ違和感ないです。元々ユニリーバの商品だったらしいので日本の「ラーマ」に似てるのかも?


Na 640㎎/100g
<原材料表示>
Purified Water, Soybean Oil, Palm & Palm Kernel Oil, Salt, Lecithin (Soy), Natural Flavor, Vinegar, Vitamin A Palmitate, Beta Carotene (Color)
精製水、大豆油、パーム油、パーム核油、塩、大豆レシチン、天然香料、酢、ビタミンA、ベータカロチン(着色料)



参考までにランキング一位のマーガリンも。これは試してません。

原材料はランキング2位「I can't believe it's not Butter!」とほとんど同じですが、Na量が多いので塩味が強いんじゃないかと思います。

味が濃いのでアメリカ人はこっちが好きなのかも。
Na 710㎎/100g
<原材料表示>
Purified Water, Soybean Oil, Palm Kernel And Palm Oil, Salt, Lecithin (Soy), Vinegar, Natural Flavors, Vitamin A Palmitate, Beta Carotene (Color), Vitamin D3
精製水、大豆油、パーム核油、パーム油、塩、大豆レシチン、酢、天然香料、ビタミンA、ベータカロテン(着色料)、ビタミンD3


日本人に食べやすいのは「I can't believe it's not Butter!」じゃないかなと思います。

実は、子供の頃からマーガリンが苦手で日本でもほとんど食べたことが無いので甚だ怪しい記憶ですけど、やっぱりトランス脂肪酸対応後のマーガリンとショートニングは脂の美味しさが抜けて物足りない感じがします。

乳製品を使うとトランス脂肪酸が少し入ることになりますが、日本で人気の「バター入りマーガリン」が味と健康のバランスの落としどころ、なんでしょうね。



その他パンの原材料や設備についての解説はこちらから
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