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アメリカの歯科保険は、わかりにくい、めんどくさい、難しい!

2023年7月28日金曜日

アメリカ生活 トラブル

🍔今日のアメリカ 

アメリカの医療システムの難しさに立ち向かうには、相当の根性が必要ですね、、、

アメリカは歯科治療費が高いので在米日本人の中にも歯医者には極力行かず「医療保険には入っていても歯科保険は入ってない」という方も珍しくないそう。歯科保険でアメリカで歯科治療を受けるより、日本で”保険無し”で治療した方が安く済むケースも多いらしく、一時帰国の際に歯の治療を受けてくるという話をよく耳にします。

我が家は、会社が良いデンタル保険に入ってくれているのでありがたく利用させてもらっています。


アメリカの医療請求は黙って支払ってはいけない


先日、「219.4ドル支払ってください」という請求書が「歯医者から」郵便で届きました。


在米日本人のブロガーさんたちが時々「高額医療請求に驚いて問い合わせしたら払わなくてもよくなった😅」みたいなことを書いてるし、こっちで手術をした友人からも「病院に相談したら一部支払いが免除になった」と聞きました。

夫に「黙って支払ったら損する!」と振込を待ってもらい、1年以上分の二人分の細々とした治療費・自己負担金・保険適用分の3つを一件一件照合していきましたよ。だってさ、本来なら、治療費ー(自己負担+保険)=ゼロ のハズです。それが1年で219ドルも差額が出るってどういうこと?

時系列で一覧にしてあるので、保険請求に不備があったりしてずっと後で保険が支払われているものはずーっと先まで探していかないとみつからない。3ページ分を丹念に突き合わせていきました。


アメリカの医療システムは超面倒くさい


日本の場合、みんな同じ内容の医療保険に入っていて、自己負担分が1割とか3割とか変わるだけ。

アメリカはみんな個人で保険加入しているので、保険会社やプランによってカバーされる内容や割合が違う。なので、処置が必要とドクターが判断すると、その人の保険に合わせてこういう↓見積もりを作ってくれます。


この見積もりで治療前に自己負担分を支払います。ここも日本と違うところですね。

ところが、、、この歯医者の見積もりと保険会社のカバー内容が合っていなかったり、歯医者からの請求に不備があって保険適用が拒否されたり、保険会社からもしょっちゅういろんな書類が来るんですよ。しかも私たちには内容がよくわからないのもあったりして。


歯医者側が見積もった保険適用金額と実際に保険会社から歯医者に支払われる金額に差異が発生することが多いので、自己負担分が過払いだったり未払いだったりということになるワケです。

それらを一定期間で相殺して精算したものが今回届いた冒頭の請求書です。


わかったような、納得いかないような、、、


丹念に見ていった結果、夫の虫歯治療の過払いと、私のインビザライン矯正の未払いの2件が主な差異だとわかりました。

「過払い分」は返してもらうお金。

私のインビザラインは最初にはっきりと自己負担分が明示され、それは全て支払い済。「未払い分」が発生するのは納得いかない。

通訳代わりに会社の事務員さんに付き添ってもらい、歯医者さんにクレームに出向きました。

「過払い分」は先方も了解。「保険適用を正確に見積もるのが難しい」と言ってました。そうでしょうね。人的ミスもあるでしょうし。

インビザラインの方はもう少しややこしい。

アメリカの歯科矯正は概ね18歳までにみんな済ますので、大人の矯正には普通は保険が適用されないそうです。ですが、ウチの保険はカバー率が高いので、2500ドルを上限に保険が支払われる。差額が私の自己負担分2000ドルです。

保険は分割払いになっていて(?)、私の矯正治療が本来は先月までだったのでそこで「保険の支払いも終了」になり(??)、概ね1回分の保険が支払われずに残った。なので、見積もり差異として私の「未払い分」の請求が来たというわけ。

なんかそれ変じゃない???と思うけど、そういうものらしいです。


クレームの甲斐があったかも


先日書いたように、矯正は延長戦(再調整)になりました。「それは治療期間に含まれない」と一旦は言われましたけど、全部の説明に私が素直に納得した後で「再調整で治療継続なのよね?じゃあ保険会社に追加請求してみるわ」と言ってくれました。

おおっ!😲 やった。

そもそも矯正に保険が効くとも思ってなかったのですが、最後の言葉を引き出せただけでもクレームに行った甲斐があったってもんです。ほとんど自分で説明しました。付いていってくださった方にも「一人でも大丈夫だったと思う」と言ってもらいました(そんなことはない)。でも自信にはなりました。

今回頑張ってみてわかったことがあります。

アメリカ社会では、相手と対等に冷静にロジカルに自分の主張を説明する能力は非常に重要だ、と。最終的にこちらの希望通りの結果を引き出せたのは、そこを失敗しなかったからなのでしょう。

同時に、アメリカ社会はやっぱり『弱者から搾取するシステム』だな、とも思いましたね。。。


アメリカの歯科保険の全てがわかる!


こちら↓にたいへん丁寧にアメリカの歯科保険について書かれています。


今回私が体験した内容も全てこちらにそのシステムが記載されていたので、改めて納得できました。


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