🍔今日のアメリカ
りゅうちぇる(Ryuchell)のニュースを読んで、ホロリと涙がこぼれました。これを書いていても、まだジワッと前がぼやけてきます😥
自分が周りと違うと気づいた幼少の頃から、ずーっっとずーっと頑張ってきたんだろうな。苦しかっただろうな、でも頑張ったんだろうな、そんなことを思わずにはいられません。
心無い誹謗中傷のせいだとか、マスコミのせいだとか、心の病気にかかったことが無い人は誰かの責任にしたがりますけど、ふっと死んでしまったんだろうな、私にはそんな風に思えます。
何かから逃げるために自死を選ぶ人は、その前にいろいろ考えて、準備をして、心の整理をして、逝く。もしくは、悲しむ人を思って踏みとどまる。自殺ってそういうものだと思っている人が多いでしょうけど、違うよ。
私も30代の頃、一度だけ「このままだと自分は死ぬかもしれない」と思ったことがあります。死にたいと思ったことなんかないんだけど。。。
いろいろなことがひと段落しかかった頃、”悪いヤツ”が忍び込んできた。
最初は、あんなに大好きだったダイビング中に突然恐怖に襲われて金縛りにあったように動けなくなってしまった。ダイビングはケガをするリスクは小さいですが、一つ間違うと死に直結します。深い海の中ですから。。。幸いすぐにインストラクターが気づいてくれて、その後は手をつないで移動してくれました。目がヤバかったんでしょうね😅
その後もいろいろな場面でたまーにおかしくなることが少しずつ増えて、ある日の夜、一人暮らしのマンションで布団に入って部屋を真っ暗にした途端、何も映っていないテレビが襲い掛かってくるような恐怖を感じ、心臓がバクバク口から飛び出さんばかりに動悸がし、頭にカーッと血が上って自分が自分で無いような感覚になり、4階の部屋のベランダから飛び降りる自分が頭に浮かんできました。とにかく、絶対ベランダの窓を開けてはいけない、自分にひたすらそう言い聞かせながら布団に潜っていました。
30分か1時間か、、、これね、過ぎてしまうと「今のは一体何だったの???」と自分でもさっぱりワケがわからないんです。そのまま普通に寝ました。
何か心配ごとがあるとか、不安があるとか、悲しいことがあったとか、何も思いつかない。飛び降りる理由なんかありません!
でも、さすがにこれはいかん。「私が壊れかけている」と自分で思いまして、近所のクリニックに行きました。クリニックへの階段を上る時は本当に足が鉛のようでした、、、今でも思い出せます。ドアが重くて(全然重くないんだけど)開かなくて、、、
優しい先生から『パニック発作』と言われました。
「早く自覚して自ら病院に来る人はまれで、放っておくと鬱(うつ)になる。最低量のお薬で良くなります」と。
薬は本当によく効きました。人によって違うとは思いますが、私の場合はこんなでした。
もともと朝が弱いのでぼんやりウツウツとした気分で出勤するのですけど、日中はどんな仕事も前向きにサクサクこなし、家に帰って「今日は嫌なことがひとつも無かったな〜。仕事もバッチリうまくいったしあんまり疲れてないわ!」と気分上々。
朝飲んだ薬がゆっくり効いた証拠。
ここで踏みとどまれたから「ウツ」にならず死なずに済んだ。
請われて異動した当時の職場は、任侠社会(知らんけど)かと見紛うおっさんたちとお局が牛耳るブラックで、自分が任された部署には、ナルコレプシーで一日に何度もパソコンの前で突然眠ってしまう女性社員と、「帰ってもヒマだから」と毎日22時過ぎまで残業して会社の鍵を閉めて寮に帰る入社2年目の男性社員と、時間の許す限り残業させられてる派遣社員が3人、、、上司は席が別のところにあって常駐していない。
ナルコレプシーには病院に行ってもらい、派遣社員の残業を止め、自分の職責を果たしたところで見切りをつけ、転職を決めました。ただ、今振り返ってみると、それまで公私を含めていろいろ頑張ってきたのに、今回は放り出そうとしているのではないかと引け目を感じ葛藤があったんだと思います。
Ryuchellに同じ苦しさを感じるのよね。。。
辞めるときは薬のおかげでもう引け目など微塵も感じず「おさらばじゃ😤」と思ってた。寿退社だとかヘッドハンティングとか勝手な事を噂されてましたけど、適当に返事して去りました。
薬を飲み始めて気付いたことがあります。”メンタルヘルス”と言いますけど、心の病気ではありません。気持ちの問題じゃない。もう「頭」が壊れてるんです。頭の中に突然出てくる悪いヤツを薬で退治しないと治りません。「気持ち」じゃなくて「病気」です。
薬を毎日服用している頃は、抗うつ薬を飲み続けていると”ハイ”になるんじゃないかと心配だったこともあります。でも薬ってよくできてますよ。気分が落ちてる時はすごく効くけど、元気な時は効かない。
初めてクリニックに行ってからもう15年以上になりますけど、今も一時帰国の際に薬を処方してもらってます。アメリカでクリニックに行くのが面倒なので。
今は何というか持病みたいなものですかね。昔ケガした古傷が時々傷むみたいな。風邪薬や頭痛薬を飲むよりもずっとずっと頻度は少ないですが、広場恐怖、閉所恐怖症、など持病のように残った症状があるので、そういう時だけ薬を飲みます。クリニックの先生にもそうやって自分でコントロール出来れば良いと言われています。パニック発作は繰り返すのが一番悪いそうです。フラッシュバックするとできない事がどんどん増えるから。薬局では「この量で効く?」と言われるくらい少ない量ですけど、ちゃんと効いてます。
私が運転がキライなのは、このせいもあるんだと思う。
自分で死のうと思わなくても、それでも死んでしまうことってあるんです。自分が壊れていることに本人は気づいていない。周りが気づけたらいいんだけどね。普通は誰も気づきません。例え気づいたって病院に行くのは本人だから。誰のせいでも無い。でも周りの人は自分を責めて辛いでしょう。そういう人の心を思うとまた涙がこぼれてきます。
Ryuchellの話からどういうわけか長い自分語りになりましたが💦、もしかして私もかな? と思った人は病院行ってね。
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