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時系列で見るトランプ大統領のコロナ感染とアメリカ人のご都合主義

2020年10月6日火曜日

アメリカ社会 コロナウイルス関連

ここまでモラルが低いとは。。。アメリカの『自由』とはご都合主義のことでした。


ニュースを見て開いた口が塞がりませんでした。二台めの車の後部座席で手を振るのがトランプ。



根拠の無い意見を書かないように、ニューヨークタイムズの記事を元に時系列で事実確認してみましょう。https://www.nytimes.com/2020/10/04/us/trump-covid-symptoms-timeline.html


9月26日(土)

先日亡くなられたギンズバーグ判事の後任判事の指名式がホワイトハウスのローズガーデンで行われる。

庭にビッシリと椅子が並べられ、マスクをしていない政府関係者が歓談し握手をしハグをする。。。




このご時世、仮にも国を預かる立場の人々にこういう振る舞いが許されるのがアメリカです。

このハグをしている頭の悪いオジサン、マイク リー議員を含め10月4日時点でここにいた10名のコロナ感染が判明しています。

大学生のコロナ感染パーティ以上の馬鹿さ加減。。。


9月29日(火)

バイデンさんとの史上最悪の討論会



9月30日(水)

ミネソタ州で大統領選挙キャンペーン

これに同行していた選挙スタッフのひとりホープ・ヒックス女史にコロナの症状が出始め、帰りの大統領専用機の中でヒックス氏は隔離。


10月1日(木)

大統領はニュージャージー州のゴルフ場へ資金集めのために出発。ヒックス女史のコロナ陽性が判明。

大統領はゴルフ場内外の大勢の前に現れてスピーチをし、その際には具合が悪そうだったとの話も。この夜から大統領夫妻が自主隔離に入る(← 遅いでしょ!!)


10月2日(金)

日付が変わってすぐ、トランプ夫妻の陽性が判明。二人とも軽い症状が出ていると報道される。

大統領は咳と熱と倦怠感があり、血中酸素濃度が低下して酸素吸入を受ける。
夕方、ヘリコプターで陸軍病院に移送。
モノクローナル抗体カクテルやビタミン、鎮痛剤等の処方を受ける。
レムデシビルの投与を受ける。


10月3日(土)

2度目の酸素吸入。レムデシビル、デキサメタゾンの投与を受ける。

熱が下がり24時間の懸念される状態は脱したものの、今後48時間は病状を注視する状態が続く、と大統領補佐官から伝えられる。


10月4日(日)

自動車で支持者への顔見せ!

これが冒頭の動画です。





これさぁ、3月とか4月の話じゃないですよ。20万人以上がコロナで亡くなって、一旦収まった国でも再ロックダウンを検討中ってニュースが入ってくる中で、公然とまとも(じゃないんだろうけど)なオトナがやるって、モラルの低さ頭の悪さにびっくりだよね〜



アメリカ全部がそうみたいに言うのは申し訳無いけど、でも間違い無く半分はそうだし、そもそも国の代表として選ばれた人がそうなんだから、アメリカってそういう国なんだと世界中の人が思っても致し方ない。


レムデシビルやデキサメタゾンはある程度重症化の兆しが無ければ使わない薬と言われています。それを処方されながら選挙キャンペーンにお出かけって。。。怪獣みたいなやつだな。シークレットサービスを同乗させて(医療関係者みたいな恰好させられてる)。



CNNがこう書いてます。

While agents in the Secret Service have the power to say no to activities that could put a president in danger, they can't say no in situations that could put themselves in danger.

シークレットサービスのエージェントは、大統領を危険にさらす行いにはNOと言えますが、自身を危険にさらす状況を拒否することはできません。



もうね~、自主隔離を破って退学にされた大学生とか可哀そうになっちゃうし、無症状でも14日間の自主隔離なんてバカバカしくなっちゃうよね。アメリカのコロナ対策は根底から崩れました。


アメリカ人(保守層)が声高に主張する『自由』とは、こういうことを指すのだと実体験として認識できました。日本人が思う自由とはそもそもの概念が全く違うでしょう?


自由=ご都合主義

自分のことしか考えない


マスクについても、良識のある人たちがどんなに「他人を守るために」と説いても、大半の人はどうしてもそう考えられないみたいです。

「自分はつけたくない。感染したくないやつがすれば良い。」



東洋経済コラム




この2本のコラムの中で紹介されている本を読むまでもなく、1年のアメリカ”南部”(←ココ重要)駐在で私には十分アメリカ人の頭の中が理解できたと思います。

やっぱりロシア人の方が好きだわ(笑)。



追記

10月5日(月)

「ボク、もうお家に帰る」

と言ったかどうかは知りませんが😝、夕方には退院して居宅にもどるそうです。もちろんドクターが常駐するのでしょうけど、感染真っただ中の患者が動けばそれだけ周りのリスクが高くなるわけで、たくさんの人が「モンスターだ」と思っていることでしょうね。

自分の健康不安のニュースは株価を下げてトランプ家のビジネスにマイナスだし、入院していると変な髪型なのがバレるから嫌なんだろうな。。。( ̄m ̄〃)ぷぷっ!




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