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アフガニスタンのカオスで『ハンドメイズ・テイル』を思い出した

2021年8月16日月曜日

アメリカ社会 映画・テレビ

🍔今日のアメリカ

今日のアメリカは、朝からずっとアフガニスタンのニュースがメインです。

ミシシッピやルイジアナはICUがパンクして野戦病院ができ、コロナで毎日何十人も亡くなります。。。人口300万人の田舎で毎日何十人も同じ病気で亡くなるって、もう頭がマヒしてきます。

コロナの状況、ハイチの地震、アフガニスタンの空港に溢れる人たち、今日はとてもニュースを見ている気分になりません。。。




アフガニスタンがタリバンに制圧されると、女性たちの扱いが酷いことになると多くのジャーナリストが心配していますね。

女性は頭からつま先まですっぽり覆う衣装を身に着け、教育は受けられなくなり、法に背けば石打の刑。。。

それを聞いて、「あっ!」と思いました。


 

随分前にこの『ハンドメイズ・テイル』という怖いドラマの話を書いたのですけど、覚えている方がいるかしら??
アメリカではすでにシーズン4まで放送されました。



アメリカでは、「キリスト教原理主義」という"聖書の教えを硬直的に守る"古い考え方の人たち(共和党右派、いわゆる反ワクチン・反マスク)に警鐘を鳴らす物語とされてます。

わたしもそう思ってたのですが、、、



アフガニスタンのニュースを見ていたら、これはもう架空の物語じゃないかも。。。と背筋がゾクッとしました。

ドラマは、アメリカが「ギレアド共和国」に占拠され、子供を産めない女性はハウスメイドに、子供を産める女性は性奴隷となって指揮官の子供を作るために教育され、常に監視され、読み書きは許されず、逆らえば割礼されたり目をくり抜かれたり石打されたり…ものすごく怖いお話。

”自称”ジハードを戦うタリバンは、常に戦士を生み出し続ける必要がある。
このギレアド方式は最適でしょうね。。。



原作は1985年出版。35年前!😲
タリバンなんて影も形もない頃です。


驚いたことに、作者のマーガレット・アトウッドさんが、実は作品を書く前、戦争が始まる前のアフガニスタンを訪れていて、そのことが多少なりとも作品に影響していると書いた記事がありました!

Taking the veil

When Margaret Atwood wrote The Handmaid's Tale, it was a fiction drawn in part from fact: her conflicting feelings about the purple chador she bought on holiday in Afghanistan

マーガレット・アトウッドがハンドメイズ・テイルを書いた時、それは、彼女が休暇中にアフガニスタンで買った紫色のチャドル(ムスリム女性の全身を覆う衣装)に対して矛盾した感情を抱いたという事実もその架空の物語の一部となりました。

(記事はこちら


アフガニスタンは本当にこのドラマのようになってしまうのかも。。。
アメリカはまたテロに怯え、中にはドラマのように隣国に亡命するような人も出てくるのかも。

今日は、アメリカがすこーし怖くなってきた。


こちらはホントに現実になった!
コロナ禍を予言した映画『コンテイジョン』はこちら⇒🔗
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