我が家のあたりも風雨が強くなってきました。
今日から明日の午後にかけて【IDA】の”残骸”が通過します。
カトリーナは16年前の同日でした。
今回のハリケーンもルイジアナやミシシッピ・アラバマの沿岸部には被害が出ました。
今現在も100万件が停電しているそうです。
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ニュースで「アメリカ南部に被害」と出ると皆さん心配してくださると思うのですが、ミシシッピと言っても私たちの暮らす北東部はハリケーンの影響はあまり受けません。ピンポイントで突然襲ってくる竜巻の方がずっと怖い😨。
日本と違って、陸に上がったハリケーンは大陸側からは熱も水分も供給されないので、急速に勢力を失くします。
先日、茨城県とミシシッピを比較した記事を書きましたけど、ルイジアナもミシシッピもそれぞれの面積は北海道より大きいです。このあたりに到達するまでには、ハリケーンもすっかり形が崩れて熱帯低気圧になってます。
海からエネルギーの供給を受けながら海と陸の境目を長期間かけて北上する日本の台風とアメリカ南部のハリケーンの大きな違いです。
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今回は早い時期から政府が支援をアピールしていました。
これには深い”バイデン大統領の政治的意図”があると、カトリーナの資料を読んで気づいちゃいました(我ながらひねくれてるな。。。😅)
(上記より一部抜粋)避難命令を受けた老人ホームの職員が真っ先に逃げ出したために自力で避難できなかった高齢者も少なからず含まれている。またヒューマン・ライツ・ウォッチの発表によれば、ニューオーリンズの刑務所で看守不在のまま受刑者600人以上が水や食料も与えられず4日間放置され、受刑者517人が行方不明になった。罹災後、市の公共サービスは完全に麻痺し、市の完全封鎖を含む緊急事態宣言が出され、避難中の市民も他所に転出することが決まった。市内で最大の避難所ルイジアナ・スーパードームへの避難者はテキサス州アストロドームへ移転する。しかし行政が避難後の対応まで考慮していなかった影響で移転は全く進まず、しかも支援物資の不足により、高齢者などの衰弱死が相次いだ。たとえば避難命令の時点では、食料は避難者が持参するものとされていた。移動手段をもたない低所得者が取り残され、市内の食料品店などで略奪行為が続発した他、放火と見られる火災も起きている。2日でも避難者の移転作業が続いているが、略奪等により作業が妨げられていると市警察当局は非難した。市内では他にもレイプ、救援車両・医薬品輸送車への襲撃なども行われており、市内は無法地帯と化しているとの情報も流れた。そのため、州兵が現地に派遣され治安維持に当たった。約2万8,500人が避難しているヒューストンのアストロドーム球場では、感染性胃腸炎が集団発生するといった新たな被害が発生した。罹災から1週間以上が経過した7日までに感染症で150人が隔離された。また、テキサス州やミシシッピ州に移送された4人がビブリオ・バルニフィカスという細菌に感染し死亡した。救助活動は過酷で、任務にあたった警察官、州兵の中から、逃亡や自殺者が出た。被害の最もひどかったルイジアナ州では、州兵の3分の1をイラクに送り込んでいる。それにより州兵が不足し、救助活動や治安維持が遅れたのだとの非難がある。これに対し大統領は「被災地支援にもイラクにも、十分な兵士がいる」と反論した。また、被災した地域の住民の多くはアフリカン・アメリカンであり、人種差別や貧困といった問題が被害を大きくした要因だとされ、政府を批判する発言が相次いだ。
カトリーナの時はほんとにひどかったんですね~😱
今回は、アフガニスタンからの撤収の真っ最中。
しかもちょっとミスって非難を浴びてる。
南部はコロナの入院患者が過去最多。
政治経験の長いバイデンさんのことですから、カトリーナのことが思い起こされたでしょうね。。。
ここでしくじったらバイデン政権の大惨事!!!
早々にペンタゴンに被災支援を指示したのは、カトリーナの被災対応で大失敗したブッシュ政権の轍を踏まないため。生き字引のような政治経験の成せるワザ!!👏
日本で阪神淡路大震災を教訓に大規模災害対策が変わったのと同じように、アメリカではハリケーン・カトリーナの失敗を教訓に災害支援の在り方が変わったんでしょう。ニュースの中でも、「あの時とは違う」とたくさんの人がそう言ってました。
これが16年前です。
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