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アメリカの闇 アジア系へのヘイトクライム

2021年3月19日金曜日

アメリカ社会

🍔今日のアメリカ

日本の両親から「アジア系へのヘイトクライムのニュースを見て心配している」とLINEが来ました。

80歳と86歳の両親ですが、二人ともスマホでブログを読み、LINEでメッセージを送ってきます。時差があっても連絡が取りやすく助かっています😊



アトランタ周辺のマッサージ店の殺人事件でアジア系女性が8人亡くなり、ヘイトクライムか?と報道されました。

犯人はすぐにつかまり、マッサージ店の常連客だった若者が自身の性依存症に対する嫌悪感から起こしたという報道が出ましたが、警察は「ヘイトについてもまだ否定しない」としています。

各方面の思惑や歴史背景を伴って、事件そのものよりも複雑な社会問題化しているようです。。。




イジワルな見方をすれば。。。

ジョージア州は民主党が南部を切り崩すための突破口。
先の大統領・上院議員選双方で民主党が勝って大勝利を収めました。

その原動力となっているのが、以前に書いた黒人女性たちの選挙権運動です。

この運動が、『黒人に続きアジア系住民にも選挙権を申請するように働きかけている』というニュースを以前に見ました。選挙の度にフィフティーフィフティーの攻防戦をしている”スイングステート”では、わずか数パーセントのマイノリティーの票でも勝敗に十分影響します。


そんなジョージア州での”白人男性によるアジア女性の大量殺人事件”ですから、

民主党はアジア系差別を批判してポイントを稼ぎたい、
共和党は安易にヘイトを否定して反感を買いたくない、

哀しいかな、そんな思惑も透けて見える。。。



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経済的困窮、コロナによる行動規制や社会不安、そういう不満を暴力に転化したい人々がいます。

トランプさんは彼らを転がすのが上手で、味方につけたり突き放したり、褒めてみたり諭してみたり。。。まあ最終的には議事堂襲撃という結末になったわけですけど。

トランプさんが消え、黒人いじめが『BLM運動』で社会的制裁を受けるようになり、ターゲットがアジア系へと移ってきた。。。階層社会ならではの”憂さ晴らし”です。


中国人労働者やアジア系女性に対する迫害や侮蔑は、アメリカの歴史では黒人差別同等の”闇”です。


Christopher Dolan/The Times-Tribune, via Associated Press



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日本にも昔は非人道的な差別やヘイトがありましたね。。。
ある出自の人たちには住居や職業に自由選択の権利が与えられておらず、いじめや村八分の扱いを受けることもしばしばだったでしょう。


現代も、中国やフィリピンなどの外国人労働者に対する偏見はありますけど、日本人の場合は人種よりも『善良な人か否か』『規範を守れるか否か』そういうことを重視するようになったと思います。道徳教育のおかげですかね。


でも、こういう人種差別の少なさは、単に安い賃金で働く外国人が少ないからだと私は思っています。


つづく ⇒ 🔗
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