アメリカに来て1年半。生活パターンがおおよそ普遍化してきました。
私の暮らす町にはクローガーとウォルマートしかないので、ほぼ隔週でアラバマ州タスカルーサ市まで買い出しに出かけます。タスカルーサもそんなに大きな町ではありませんが、アラバマ大学の学園都市で人種・階層が多岐に渡るせいかスーパーがたくさんあるんです。
最近、それぞれのスーパーで客層が違うな~と気づきました。
ウォルマートは、その地域の”貧しさの指標”と言われます。銃もあるし。。。
ウォルマートがたくさんある ≒ 貧しい田舎
クローガーは、ウォルマートよりちょっと上の中産階級向けかな。
激安スーパー「アルディ」は、オーガニックの卵や牛乳、冷凍のシーフードなど、安いだけじゃなくて良いものもたくさんあるのですが、今のところまだ低所得者層が主流ですね。。。
背割り殻つき特大ブラックタイガーが激安超便利。
「ザ・フレッシュ・マーケット」は富裕層がターゲット。高いけど肉と魚の品質が良いです。アジアや欧州の食材や季節ごとのPB商品がいろいろあって行くと”ワクワク”する。トレジョはオリジナルで、フレッシュマーケットはインポートで勝負って感じかな。日本で言うなら「成城石井」。
オーガニックと言えば「ホールフーズ」。ここもアッパーミドル以上がターゲットでしょうね。アマゾンに買収されてコモディティ化したとか、FDAから警告を受けたとか、迷走気味。アマゾンプライム会員でないと高く買わされるし、私はあんまりこだわりが無いのでほとんど行きません。
我が家は普段は「Kroger」、週末は「ALDI」と「The Fresh Market」で買い物することが多いです。
フレッシュマーケットの投稿はこちら→🔗
その他のスーパー関連投稿はこちら→🔗
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アメリカは”スーパーリッチとスーパープアの国”と言われます。”超”金持ちと貧乏人しかいなくて、中産階級が少ないんだとか。
日本は基本的に「中流社会」
中産階級がメインの日本では、日常生活で格差を意識する事って少ない。
そして、
コストパフォーマンスが極めて高い!(安過ぎ)
アメリカでは、良いサービスを受けるためには相応のお金を使うのが当然。
日本と同じレベルを求めるなら、2倍3倍のお金を払わなくちゃ。。。
上の記事から一部抜粋させていただきました。
新型コロナで露呈した「世界でもっとも経済格差の大きな国」アメリカ社会の矛盾と混乱は、「格差がすべてを悪化させる」という理論の正しさを証明しているように思える。「格差の小さな国はうまくいっている」として、北欧諸国や日本を例に挙げる。ここで「ほんとうなのか」と思うひとがいるだろう。戦後日本はずっと「アメリカのようになりたい」と努力してきたし(最近はちがうかもしれないが)、北欧と日本はまったく異なる社会だとされてきたからだ。「不平等が大きい国ほど社会問題が悪化する」というグラフを見ると、たしかに所得の不平等と健康社会問題インデックス(平均寿命、信頼、精神障害(薬物・アルコール依存症を含む)、肥満、幼児死亡率、児童の算数・読み書き能力、刑務所収監率、殺人犯罪率、未成年出産、社会階層間移動などをベースに算出)はきれいに相関しており、所得の不平等がもっとも大きなアメリカの指標がとびぬけて悪く、所得の不平等がもっとも小さな日本の指標がいちばんいい。日本に近い国はスウェーデン、ノルウェー、フィンランドなど北欧諸国で、アメリカに近いのはポルトガルやイギリスだ。
私は幸い(?)アメリカ最貧州に暮らすので、洒落たカフェも美味しいレストランも無いけど、生活費は安い。
山の手の高級住宅街も無く、格差を見せつけられることもありません。
その代わり、ここに書いてあるような「健康&社会問題」の全てが該当してます。。。
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