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アメリカのコロナウイルス対応は、かつてないほどにアメリカらしい

2020年6月17日水曜日

コロナウイルス関連



アメリカの田舎に一年暮らしてみて、アメリカに対するイメージが変わりました。「古い」

ミシシッピーだからね。。。



全くECOで無い暮らし。

大量のプラスチック包装、分別しないゴミ収集、一人一台以上の自家用車、大きなピックアップトラック、電気自動車もハイブリッドも滅多に見ない、エアコンは家中一括管理、巨大な家電、、、


人種差別、経済格差、偏見、銃、ドラッグ、肥満、、、

クレジットカードを持たない人も多いです(貯金が無いから持てない)。

キャッシュレス、サインレスも、北欧やヨーロッパに比べて遅れています。

ミシシッピーだしね。。。


ヨーロッパの国々や日本にあるような「懐古的」とは違う、”硬直化した古さ”って感じ。

木の電柱にワイヤでぶら下がる信号、的な。。。

(わかりにくい?笑)


上手く言えないけれど、「あれ?アメリカって今もそれ?」みたいなことがちょくちょくある。

ミシシッピーだけ?



戦争で負けたことの無いアメリカ。

自分達が最も優れているという自意識が強すぎて、道を外れたことに気付かない。

そんな感じかもしれません。




コロナウイルスへの対応にも現れています。

少し前になりますが、パンデミックに対するアメリカの対応を自虐的に解説した記事がありました。

America's response to the coronavirus is the most American thing ever
By Scottie Andrew, CNN





以下抜粋要約です(私の意訳なんでご容赦を)。


アメリカのコロナウイルス対策は支離滅裂。
公衆衛生の専門家、州知事、トランプ大統領、それぞれが違うことを言う。

アメリカ人は自身の選択に任されている。

アメリカでは政治の力は限定的で、個人の自由意志が最も尊重される。
アメリカの個人主義は、アメリカという国の国家的な価値だ。

 
入植者がイギリスの君主制から分裂して自分たちの国を設立し、西部を開拓し、自分たちの町を作り、独自のルールを作った。

それがアメリカ人のDNA

政治的対立、中央政府への不信、サイエンスに対してさえ懐疑的であり、そのことがパンデミックにおいて手に負えない事態を引き起こしている。

 
アメリカ人は自由を守り、脅かすものがあれば吠える。

アメリカ人は強制されるのが好きではない。

アメリカ人は過去の危機全てに勝利してきた。

アメリカ人は”アメリカは他の国々とは異なり多くの点で優れている”という強い例外主義的価値観を持っている。


資本主義とは、人々が自分の利益のために行動すること。
多くのアメリカ人は資本主義的な損得勘定で考えを決める。

レストランで食事をし、買物に行き、友人と会い、仕事をする自由を制限されるという感染予防策によって得られるメリットは、自分や家族そして見ず知らずの人の健康。

赤の他人を助けるために犠牲を払うことは、一部のアメリカ人にとっては難しいことかもしれない。
竜巻のような目に見える脅威ではないから。
 

ただし、すべてのアメリカ人が公共の利益よりも自分を重んじる個人主義に賛成しているわけではない。

この危機に打ち勝つためには、個人の自由と集団的犠牲のバランスをとらなければならないかもしれない。




慈善事業や奉仕活動に熱心なアメリカで、『他人を助けるために犠牲を払うことはアメリカ人の損得勘定では難しい』というのが、ちょっと矛盾しているように私には思えるのですが、そういう矛盾だらけなところがまたアメリカっぽい。




都心部では古い価値観は薄くなっているんだろう、と想像しています。
一方、南部ではまだこういうアメリカが主流なんでしょうね。

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