やっぱり全ては筋書通り

💣今日もロシア

ウクライナ侵攻が始まってから、いろいろな、いわゆる”識者”の分析記事を読んでいます。が、いまひとつ先を予測する手がかりになるようなものが見つからなくて。。。

ウクライナ迷走の舞台裏

数日前に、やっとこさナルホド〜な記事に出会えました。
 

2021.12.15　河東 哲夫

【欧州の厄介の種、ウクライナ迷走の裏舞台と落とし所をすべて解説する】

ウクライナ侵攻前、昨年末の記事ですが、今読むとこの戦争が”起こるべくして起こった”ことがよーくわかります。

『全てはアメリカの思惑通りなのか？！』の投稿で「国際情勢に詳しい方々は、これまでの流れも今後の行方もすべてお見通しなのでしょうね」と書きましたけど、ホント、その通り。

見込みの甘かったロシアと、時期を見計らって挑発したウクライナ＆アメリカ。

”起こるべくして起こった”とはいえ、河東氏もこの時点では一触即発までで「現状凍結」になるだろうと読んでいた。。。

西側は、ロシアのいいなりになるのは嫌なのだが、さりとてロシアとの紛争を抱えたウクライナをNATOに抱え込むのも困るので、ロシアとは話し合いを始めるかっこうをとり、ウクライナ軍は当然沈めて、事態の収拾を図りたいところだろう。

ウクライナとロシアは西側からの圧力で、現状凍結で手を打つことになりそうなのだが、合意に至る途上で最大限の成果を上げようとするだろう。当面の見通しはこうなる。

「最大限の成果」がミソ。

プーチンがちょっと自信を持ち過ぎて”欲張った”んでしょうねぇ～。

ウクライナ軍が攻勢に出れば、ロシア軍も何かやるだろう。ただ、ロシア軍がおおっぴらに国境を渡ると国際法違反となり、世界の同情を得にくくなる。だから2014年と同じく、「よくわからない兵力」を送ってくるだろう。そうしてみても、西側の制裁は食らうのだが。

「よくわからない兵力」を送ったら、経済制裁が想定外に素早く徹底的で「シマッタ💦」と思うも時すでに遅し。。。

それに考えてみると、ロシア経済に破滅的な打撃を与えると言っても、ロシアの原油・ガス輸出を止めれば、西側は真冬の暖房するにも差し支えることになる。

世界の貿易では決済にドルを用いることが大半で、それは米国の銀行を必ず経由する。その途上、グローバルな送金指示システム、インターネットのルーターのようなSWIFTという、ベルギーに本拠のあるシステムを使うことが大半だ。

ここから締め出すと――と言ってもSWIFTは民間組織だから、政府の言うことをすんなり聞くわけではない。

多くの識者が難関として上げてたSWIFTからの締め出しもあっという間でした。。。

ロシアは、進めばひどい目に会う。さりとて中途半端に引き下がると、ウクライナの攻勢を食らう。手詰まりなのだ。そこをロシア指導部が正しく認識しているかどうか。2008年のグルジア、2009年のシリアでの軍事的成功と、当時の西側の反発の弱さに味をしめ、今回計算違いをすることはないだろうか。

こうして見ると、やはりロシアが読み間違ったということになるんでしょうか。

中国「水に落ちた犬は叩け」😱

こちらは最新の続報記事

2022.03.09　河東 哲夫

【「ウクライナ後の世界」―ロシアを除外した国際秩序をどう構想するか】

ロシアが負けて世界の孤児になれば、中国は「水に落ちた犬は叩け」の格言を実行する。そこは中国ウン千年の歴史を見れば明らかだ。

ウクライナで敗退すればもちろん、「勝って」も、プーチン・ロシアはもうもたない。

さて、「失敗しない本当の男」と呼ばれ20年以上も国家に尽くしたプーチンが、全てを失う崖っぷちに立った時、一体何をするのでしょうね。。。

最後まで「愛国者」でいるのか、「私欲」にまみれて終わるのか、、、

つづきはこちら

『ウクライナの真実を知るための２本の映画』

「ウクライナ侵攻」スタートはここから