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日本のパンが美味しいワケ ①食感へのこだわり

2020年9月5日土曜日

パン作り・材料

日本には世界中のパンがあるし、そのどれも世界で認められる美味しさ。
米食文化の日本のパンが、なぜ世界一美味しいと言われるようになったのか?

私が考える要因は3つ。
まずひとつめは『食感へのこだわり』です。


世界が憧れる「ふわふわもちもちのパン」


英語で日本のパンについて検索してみると、
fluffy(フラッフィー)とかchewy (チュウイー)という形容詞がついていることが多いです。

フラッフィーは「ふわふわ」
チュウイーは「もっちり」

チュウイーってチューインガムとかハイチューの”チュー”で、「噛む」食感を表現する単語です。パンの”もっちり感”とはちょっと違う感じがしますが、英語はこれしか該当する言葉がない。最近はそのまま『mochimochi』って言うんだとか。。。


日本のパンは”ふわふわもちもち”で、溶ける!
それが外国人にはとても驚きなんでしょうね。

先日書いた湯種製法しかり、日本の、特に食パンのレシピは海外向けのレシピサイトでたくさん紹介されてます。


日本人は食感にこだわる


若い頃、仕事でパンの官能評価を担当していました。

日本人は食べ物の食感(テクスチャ)にものすごくこだわりがあるので、食感に関する日本語もたくさんあって正確に使い分けるのがけっこう大変💦

日本人の”美味しい”には、味だけじゃなくて食感(テクスチャー)も含まれてます。

「もちもちで美味しいね」とか言いますよね。

サクサク&ふわふわ(メロンパン)
カリカリ&とろ~り(カレーパン)

いろいろな食感を組み合わせて食べる人を驚かせるのも、日本食が美味しいと言われる理由の一つ。


世界一美味しい日本の食パン


特に食感にこだわって独自に進化したのが、食パンです。
外国の食パンは本来サンドイッチに使うもの。あくまでも”脇役”です。

でも日本人は食パンと牛乳で食べるからね。

おにぎりとみそ汁な感じよね。。。


それで、パンだけ食べても美味しい”こだわり”の食パンが次々生まれてくる。

配合がシンプルなので、差別化には食感も大切な要素です。

皮はパリパリ中はしっとり吸い付くようなイギリス食パン

押さえても潰れないふわふわのホテル食パン

耳は香ばしく中は極上の口溶けの湯種食パン

耳まで柔らかとろとろ食感の高級生食パン


こんなのアメリカでは食べれません!!!

こちらに住んでいる日本人が日本の食パンを懐かしむのも、多くの家族がホームベーカリーを携えてくるのも、そりゃあ当然です!



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