アメリカに来る前の職場で、普通はパンに入れない(美味しくないし生地にならない)原材料を使って”普通のパン”を作るという仕事をしました。
パン業界の常識では「その配合ではパンにならないでしょう~」的なところからスタートして、スーパーやコンビニで売れる完成度にするという高い目標を掲げ、私のウン十年のキャリアと自慢の検索スキルを総動員してもなお連日失敗パンを作り続ける日々。。。
製パンの常識を木っ端みじんに打ち砕いてパンを作る、まさにブレイクスルーな体験でした。
楽しかった(笑)
おかげで、様々な原材料や添加物を試す機会を得られ、製パン理論、製パン科学を深く掘って掘って、人生で一番パンについて勉強したと思います。
改めて思いました。
パン作りは奥が深い
作れば作るほど、
わからないことが増えてくる。
知識と技術が増えた分だけ、
美味しいパンが、
自分の食べたいパンが作れるようになる。
これはプロベーカーもホームベーカーも同じでしょう。
そうやってどんどんハマっていくんですね。
プロベーカーはいろいろ疑問があっても、
日々のパンを作るのが忙しく、
なかなかテストするのも勉強するのもままなりません。
仕事としてそういう機会をいただけた私は、相当ラッキーでした。
折角なので、ボケて忘れちゃう前に書いておこうかな。
グルテン
増粘剤
油
デンプン
オートリーズ
マニアックなネタですが、パン好きさんにはトリビアかもしれません。
頭を整理しながらボチボチ書きたいと思います。
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