アメリカはオールパーパス粉が基本で、一応、料理・菓子・パンの全てに対応する小麦粉ということになっていますが、日本人が大好きな”ふわふわのケーキ”を作るのはちょっと難しい。。。
スポンジケーキ、シフォンケーキ、ロールケーキなど軽くてふわふわのケーキを作りたい時は、ケーキフラワー(Bleached)か、White Lilyのオールパーパスフラワー(Bleached)
をおすすめします。
※漂白粉で作ったケーキは、日本の薄力粉で作ったものに比べて味に物足りなさを感じます。
薄力粉に相当する粉はCake flour(ケーキフラワー)
ただし、一般的にスーパーで買えるケーキフラワーはBleached(漂白粉)です。
添加物を避けたい方はキングアーサーのケーキフラワー(無漂白)
※ただし純粋な小麦粉ではなく、小麦デンプンが添加されています。日本の薄力粉と同じ性質ではありません!!
薄力粉として使えるオールパーパス粉もある
White Lily All Purpose (Enriched・Bleached)
このオールパーパスはSoft Winter小麦100%(軟質冬小麦)から製粉されていて、タンパク質含量も7~8.5%程度でとても低く、オールパーパスとされていますが、成分値ではほぼ『薄力粉』です。
ただし、これもBleached(漂白粉)です。
アジア各国からの輸入小麦粉は無漂白が多い
例えばこれは台湾製の無漂白薄力粉です。
「低筋」と書かれています。
アメリカのケーキフラワーはなぜほとんどがBleached(漂白済)なのでしょう?
化学的に酸化させる処理によって小麦粉の性質が少し変わり、下記のような特徴が出てケーキ向きになる、とされています。
- 製品の色が白くなる
- キメ細かい食感になる
- ボリュームが出る
漂白粉はパンには向きません!
アメリカと日本の薄力粉の違いについてより詳しく知りたい方はこちらで
オールパーパスを薄力粉代わりにする方法
【What's cooking America】によると、
If you cannot find cake flour, substitute bleached all-purpose flour, but subtract 2 tablespoons of flour for each cup used in the recipe (if using volume measuring).
ケーキフラワーが無い場合はBleachedのオールパーパスで代用可能。
ただし、カップ1杯(245㏄/125g)につき、大さじ2杯分(18g)減らす。
ただし、カップ1杯(245㏄/125g)につき、大さじ2杯分(18g)減らす。
一般的なオールパーパス粉のタンパク含量は、BleachedでもUn-bleachedでも、おおよそ10%前後。
タンパク質(グルテン)が多いと吸水が多くなるため、生地は硬く食感も重くなります。そのため、「小麦粉の量を減らす」と方法が勧められています。
無漂白オールパーパス粉で作るスポンジケーキ
以前はコーンスターチを加えていましたが、それよりもオールパーパスのみで上記のように少し減らした方がケーキの膨らみが良くなりました。
作り方はこちら
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