🍔今日のアメリカ
アメリカでワクチン接種が始まった頃に『各種ワクチンの比較』という記事を書きました。
現在アメリカで使われているワクチン3種類の、当時発表されていた情報をまとめてます。
ワクチンの目的
日本の首相官邸HPにとても簡潔に書いてありました。
↓
予防接種には、”一回打てばもうその病気に罹患しなくなる”ものもあれば、インフルエンザワクチンのように”完全に予防できるワケでは無い”ものもある。
コロナワクチンの場合、ワープ大作戦によって、安全と重症化を防ぐ効果を確認した段階でGOとなったので、投与と並行してデータを収集しています。
そのため、副反応や副作用、予防や変異種への効果など、後からいろいろなことがわかってきた💦
ファイザー/モデルナとJ&Jの大きな差は『汎用性』
こちらは半年前の記事です。
1回だけの接種で十分な免疫効果が得られるかに注目して調べていた。これまでに使用が始まっている他のワクチンは、2回の接種が必要だが、1回で済むようになれば世界的な使用がはるかに容易になる。また超低温ではなく一般的な冷蔵庫での保管が可能なため、冷凍設備の整っていない環境でも大規模な接種事業が可能になる。
J&Jのワクチンは、効果の最大化よりも『汎用性』を重視して開発され、さらに『初期の変異種に対しても効果がある』とされていました。
これで十分な効果が得られれば、より簡単により多くの人に接種できるハズだった。。。
ところが、、、
①まれに、若い女性に血栓症の副作用が起こることが判明した。②米国内製造が進まず供給量が増えない。(記事はこちら)
と、当初の想定通りには事が進まず、、、
ここへ来て、”2回接種のワクチンよりJ&Jの有効性が低い”というデメリットが指摘されている。
私がJ&Jワクチンを希望したのは、”ミシシッピに住んでいたから”。予防に真剣に取り組まない人が多い環境で仕事をしている夫のリスクを早く減らしたかった。
- 他のワクチンが1回目の接種から有効になるまで5週間以上かかるところ、J&Jは2週間。
- いろいろな意味でレベルの低いミシシッピでも、ワクチンの期限切れなどの管理ミスが起こりにくい。
この2つが選択のポイントでした。
そもそも「コロナに感染しても大多数の人は軽症で自然治癒する。」
けれども「重症化リスクの高い人が感染すると治療が難しく医療崩壊につながる。」
という状況の中で、後者を減らす目的でワクチン接種が始まった。
当初の目的においては、どのワクチンも十分に効果があった、と理解すべきでしょうね。
治療薬が開発されるまで、コロナを抑え続けるにはワクチン投与を繰り返すしかない。インフルエンザ予防接種と同じくらい簡単に打てるようにするには、ファイザー/モデルナは管理もコストも大変。
J&Jワクチンの『汎用性』は、普及させる上での大きなメリットでしょう。
「異種ワクチンを交互に追加接種するのが効果的」だとしても、格差の大きいアメリカでそれを正しく理解させて実施するのは不可能です。。。
面倒な条件がつけば普及しない。普及しなければ感染リスクが下がらない。
継続的な実施に向けて、これからいろいろ検討されていくことでしょう。
情報を漏れなく正しく理解し続けるよう努めたいと思います。
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