エミネムがハーフタイムショーで片膝をついたワケ

🍔今日のアメリカ

昨日のスーパーボウル🏈は、応援していた「ベンガルズ」が負けました。

まあでも、昨日はバロウ君あんまり良いところも無かったししょうがないな。「ラムズ」おめでとう。

スーパーボウルで話題になった”もうひとつの出来事”

試合以上にハーフタイムショーでの”出来事”がニュースのネタになりました。

（日本語記事はこちら⇒🔗）

今年のショーはヒップホップアーティスト5人が歌うという、これまでとは少し違ったショーでした。その5人の中で唯一の白人「エミネム」が、ステージの上でかなり長い間”片膝をついて”祈るような仕草をした。

これ、『人種差別主義への抗議の意思表示』とされてます。

ここのところNFL（ナショナルフットボールリーグ）でまた黒人差別問題勃発中。「アメフト選手の半分以上（7割？）は黒人なのに、ヘッドコーチには黒人がほとんどおらず、また白人コーチと同様の待遇を得られていない」とある黒人コーチが訴えたから。

【前ドルフィンズHC、NFLを提訴 人種差別主張】

首脳陣の本音は知る由もありませんが、NFLは人種問題において「クリーン」なイメージをアピールするのに躍起💦そうしないと、選手も観客も維持できません。これはフットボールのみならず、アメリカの興行すべてが同様の危機感を抱いているハズです。

今回のハーフタイムショーがスーパーボウル史上初めて「ヒップホップアーティスト」によるものだったこと、昨年は史上初めてのヒスパニック「ジェニファー・ロペス」がメインだったことからも、”気遣い”を匂わせます。。。

黒人遺伝子の優位性

英語の先生がよく話してくれるんですよ、「白人は黒人が力を持つことを恐れている」と。

「黒人×白人カップルからはほぼ”肌の黒いベイビー”しか生まれない」そうです。黒人の遺伝子が優性だから。そうすると、今後「肌の白い人」は減ることはあっても増える可能性は全くありません。

肌の色による差別がいかに無意味か。。。

特に現在のアメリカ黒人の多くは「過酷な奴隷労役に耐え抜いた強靭な身体と精神を持つ祖先」の子孫です。さらにその中で、差別を乗り越え真っ当な暮らしができるようになった人々は、白人以上の努力をして勝ち残って来た人たち。

肌が白いだけで下駄を履いてのほほんと暮らしてきた田舎白人と真っ向勝負をしたら、生き残るのはどちらか自明です。

だから「白人は黒人を抑えつけようとし続けている」と先生が言うのもまあ納得できます。南部で問題になっている「中絶禁止」とか「選挙システムの改悪」とかもその一例。

私が人種に対して何の偏見も無いとやっと完全に信じてくれたみたいで（私たちが思う以上に用心しているでしょうね）、先生は最近アメリカの不当な差別についてよくエキサイトします😅。人一倍信心深いので、最後はいつも「神の元では人は皆ただの人よ」と言います。信心深く無い私もそこはそう思います。

「人類の始祖は神が人型に魂を吹き込んでできた。猿が進化したのではありません！」には同意できませんけどね。。。🙄