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ブラック・ゴスペルは魂の叫び

2021年11月15日月曜日

南部の歴史・文化

🍔今日のアメリカ

私の英語の先生は、70歳を超えた黒人女性です。
南部の黒人さんにしては珍しく、太ってません!😆


そんなお年にはぜんぜん見えなくて、最初に年齢を聞いた時はびっくりしました。でも、きっとあちらも私の年を聞いてびっくりしたかも?!民族が違うとぜんぜん想像がつきませんね。


黒い肌で生まれたら


ミシシッピ州で生まれ、高校を卒業してからマサチューセッツ州に出てメイドとして働き、お金を貯めて大学に行き、コンピューターを習い秘書の仕事に就き、その後故郷に戻って教職に就いた、

そうです。(私の理解によれば、、、💦)


アメリカ南部では、私が生まれる数年前まで”法律として”人種差別が公然と行われていました。Wikipediaによれば、ジム・クロウ法(=人種差別的内容を含むアメリカ合衆国南部諸州の州法の総称)は”1964年まで”となっていますから、今年57歳になる人が生まれた年です。

70歳オーバーの先生は、奴隷制こそ無かったものの、南部の黒人差別の真っただ中で生きてきた人です。人種差別について話し始めると止まらなくなります。。。

熱が入り過ぎて、私の英語が幼稚園レベルなのも忘れます😅

話の大筋は見えるものの、今の私の英語力では残念ながらお話を全部理解することができません。当時を生きた本人から聞くことができるのに、本当に残念。。。きっと何度も話してくださると思うので、少しずつでも理解できたらなと思います。


日本で育った私たちは、自分がアジア人と特に意識することなど無いし、白人とか黒人とか言われても、話す言葉が違うことへの意識の方が強く、肌の色が違うことが差別感情にはつながらない。何度かそういう話をして、やっと先生は私が黒人に対して差別意識を全く持っていないとわかったようです。


『ゴスペル』は黒人の魂の叫び


先日、レッスンの途中で『ゴスペル』が話題にあがりました。

先生が「『ゴスペル』知ってる?」と聞くので、

「こういうやつでしょう?」と映画なんかでよく見る体を揺らしてノリノリで歌う様子を真似してみたら、

「『ゴスペル』は歌じゃなくて、神様との魂の交流なのよ」と。。。

ちょっと恥ずかしかった💦



南部の黒人さんたちは非常に信心深く、日曜は家族そろって正装で教会に出かけます。

ただ肌の色が違うというだけ、それだけで差別されひどい扱いを受ける人生の唯一の癒し、心の救済が『神への祈り』であり、その魂の叫びが『ゴスペル』なのだと。




この時期、クリスマスコンサートなどでゴスペルを耳にする機会もあるかと思います。これを読んだら、これまでと違って聞こえるんじゃないでしょうか。


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