このブログを検索

どちらか押して応援してもらえたら嬉しいです!

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ にほんブログ村 料理ブログ パン作りへ

アメリカのチップ制が腑に落ちない。。。

2021年6月15日火曜日

アメリカ社会

🍔今日のアメリカ

アメリカで今ホットな話題です。   



先日もアマゾン本社に行った時の旅行記の中にちょこっと書きましたけど、アメリカにはお金持ち過ぎて自らロケットを作って宇宙に行くくらいしか使い道が無い大富豪がたくさんいるんですよね。。。

企業経営者が使い道に困るほどお金を余らせている一方で、「チップを貰わないと生活できない職業の人には必ずチップを払ってください」とアメリカでは言われます。


アメリカのチップは何の対価なのか??


コロナ禍でレストランに行かなくなり、テイクアウトするようになってからサービスチップを払わなくなりました。そうなってみると、レストランの席に座ってウェイトレスに料理を運んで貰うと15~20%を支払わなければならないことに疑問が湧いてきました。。。


『ケチ』と言われればそうかもしれません。


じゃあ自分で席まで運べばチップは要らないか?というと、そうでも無かったりします。
セルフのカフェでも、この写真のようにレジ前に貯金箱みたいのを置いてプレッシャーをかけてきます。


あるいは、精算の最後に端末をこちら側にクルっと回してチップの%を選ぶ画面を見せてきます。

どちらも”任意”なので別に払わなくていいのですが、こういう場面で「これは何に対するチップを払えと言ってんの???」と私の論理回路は非常に困惑します。。。


アメリカのチップは”マナー”だと言われますが、、、


ホテルのドアマンに荷物を運んでもらった時、タクシーやシャトルバスの運転手が荷物運びを手伝ってくれた時(もちろん彼らはチップが欲しくてするわけですが)、手伝ってもらったお礼を渡すのも、そういう文化であることも理解し受け入れます。


この二つの記事それぞれにこんなことが書かれています。

🔗チップの誤った常識

多くの日本人は、アメリカにおいては、非常識な人である。アメリカに暮らしていないのだから、アメリカの文化風習を知らなくて当たり前。だから、恥じることではない。だが、非常識な人は嫌われるから、要注意だ。(中略)チップは労働賃金の一部であり、15~20%は彼等が受け取る当然の権利だ。だから、個人の主観で金額を変えてはいけない。チップを受け取る部署で働く従業員は、その分、給料が低くなっている。彼等の家計を支える主たる収入はチップなのだ。


チップはウエイター&ウエイトレスの収入の大部分を占めている。彼らが受ける給与はわずかな額に過ぎない。レストランによっては無支給のところもある。だから、彼らはチップを確保するのにやっきになっている。チップが支払われないとき、あるいは相場額を下回るときなど、去って行こうとするゲストを追いかけることさえある。


これを読んで私は「へ~そうなんだ!」とは思えないんですよね、偏屈なんでしょうけど。


経営者が払わない給料を私たちが補填するってこと?


経営者はガッポリお金を溜め込んでいて、そのお金を従業員の給料や福利厚生に使うこともせず、足りない彼らの生活費を私たちがレストランやカフェで食事をする度に払えってか???

それ、おかしくな~い???


論理的に納得がいかず、私の頭が拒否反応を示します。。。

思わず夫に「チップ払うのもうやめよう!」と言いましたよ(笑)
(チップの額を記入する欄を空白にしておくと、店や従業員に勝手に書き込まれることがあるらしいです。)

でもね、この「チップを払わない」ことが、「ちゃんと給料払ってやれよ」という抗議にはならず、「チッ!アジアンモンキーはチップを払う金も無いのか」ってなるであろうことも想像に難くない。。。


ほんと、なっとくいかんわ。


アメリカの経済格差の原因はシステムの不備


日本でも昨今貧困が問題になっていますけど、日本の貧困の負のスパイラルは断ち切る手段がある。

アメリカの経済、教育、人種など諸々の格差は、”負のスパイラル”ではなく、社会のシステムそのものがそれらを生み出していて、完全にシステム不良と思われます。奴隷制、禁酒法、いろいろな歴史の中で生まれて育った根の深~い問題なのだと思います。




PVアクセスランキング にほんブログ村