本当にこの本に書かれている通り。
そして、山上容疑者自身が冷静にそのことを理解しながらも、精神的・経済的に追い詰められ、『もう余裕がない』と凶行に至ったこともわかってきました。
私がこれを書いた後で公表された本人の犯行声明(遺書?)を、上のブログの最後に追記しました。
叔父さん(父親の兄)が「本来なら京大に行けた」と言うほど頭が良かったというのは本当でしょうね。
この「手紙」と「2発で標的を射止めた高性能のハンドメイド・ガン」がそれを裏付けます。
親族はみな高学歴のインテリ富裕層。その中で容疑者の母親は「孤独」だったのかもしれません。
夫からのDV社会教育団体への傾倒育児放棄夫の飛び降り自殺長男のがん・失明実父の死去宗教への傾倒破産次男(容疑者)の自殺未遂長男の自殺次男(容疑者)の元総理殺害
現時点での報道からなので正確ではないかもしれませんが、書き出してみるとちょっと心が苦しくなります。。。だからと言って何も正当化されるワケではありませんが。
そして新たに、父親の自殺の要因が、跡継ぎとして婿に入った建設会社社長である義父との確執だったという話が。。。以下、山上容疑者本人のツイッター(と言われている)からの抜粋です。
祖父にとってオレは何だったのか。出来損ないの父の息子か。オレは祖父に見捨てられない為に演じた。いや、母を殴る父の機嫌を損ねない事が始まりだったのか。オレは作り物だった。父に愛されるため、母に愛されるため、祖父に愛されるため。病院のベッドでオレに助けを求める父を母の期待に応えて拒んだのはオレが4歳の時だったか。それから間もなく父は病院の屋上からから飛び降りた。オレは父を殺したのだ。オレが14歳の時、家族は破綻を迎えた。統一教会の本分は、家族に家族から窃盗・横領・特殊詐欺で巻き上げさせたアガリを全て上納させることだ。70を超えてバブル崩壊に苦しむ祖父は母に怒り狂った、いや絶望したと言う方が正しい。包丁を持ち出したのその時だ。祖父はオレ達兄妹を集め、涙ながらに土下座した。自分の育て方が悪かった、父と結婚させた事が誤りだった、本当に済まないと。オレはあの時何を思えばよかったのか、何を言うべきだったのか、そしてそれからどうするべきだったのか、未だに分からない。混乱し誤魔化し続けた現実のまま、ある日祖父は心臓発作で亡くなった。これまで祖父の目を盗んで金を統一教会に流していた母を咎める者はもういない。全てを手にした母は、韓国人が選民と信じる者にしか存在しない対価と引き換えに全てを引き渡し、そして言った。「祖父の会社に負債があった」と。
祖父に媚び、父を拒み、母を憐れみ、そんな中で育った山上容疑者は、母親をこんな風にし、兄に自死を選ばせ、自分の家族と人生を破壊したものに復讐することしか見えなくなった。
でも、
この人が本当に恨むべき憎むべきは「父親」なのではなかろうか。。。
父親は京大卒のエリートだったと報道されていますが、父親が真っ先に自分の家族から逃げてしまった。全ての発端はそこにある。
頭の良い人たちなので、本当は、容疑者当人も元弁護士の叔父さんもとっくに気づいていて、そう思わないようにしているだけかも。。。
死んでしまったお父さんを恨み、壊れてしまったお母さんを諦め、家族から自分の人生を切り離すことができたなら、もう少し苦しまずに生きられたかもしれない。
誰かにちゃんと聞いてもらえたら、それに気づくことができたかもしれません。
これを読んでいるせいでしょうか、そんな風に思えてなりません。
『話を聞いてもらえないと人は孤独になります。孤独な人たちは、自分の考えや感情を話す相手がいません。そして、それと同じくらい切実なのは、考えや感情を聞かせてくれる人もいない、ということです。』
2 件のコメント:
初めから元総理への凶行は「手段」でしかないと供述していますね。京都アニメーションの放火事件の犯人と家族構成も生い立ちもよく似ているんですよね。映画「ジョーカー」に言及していることや、社会への復讐と自己顕示という点で1999年の池袋通り魔事件から負の系譜はずっとつながっているように感じます。
>エリサ様
「諸悪の根源は統一教会」で片付けて欲しくない、と思うんですよね、、、
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