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おすすめのアメリカ深南部をテーマにした映画

2020年4月30日木曜日

アメリカ アラバマ州 アメリカ ジョージア州 アメリカ ミシシッピ州 映画・テレビ 南部の歴史・文化

我が家は、Stay at Homeの期間中、毎日のように映画を見ていました。

この機会に、アメリカ南部の歴史や暮らし、奴隷制度や黒人差別を描いた映画はいかがでしょう。心温まるストーリーから現実をリアルに描いたものまで、おすすめ作品を選びました。


深いテーマを優しく描く、心温まる3作品


①②③は、アメリカを深く蝕む人種差別を心温まるストーリーで優しく描いた作品。実力派俳優が時にシリアスに時にコミカルに演じ、見終わった後に温かい気持ちと本質的なテーマが余韻となって残る秀逸な映画です。

それぞれの映画の紹介文はWikipedia他からの抜粋です。

①ドライビング・ミス・デイジー 1989年12月公開

舞台は1948年のジョージア州アトランタ。老齢のユダヤ系未亡人とアフリカ系運転手の交流をユーモラスに描くハートウォーミングストーリー。



②ヘルプ 心がつなぐストーリー 2011年公開

1960年代の公民権運動を背景とし、ミシシッピ州ジャクソンに住む若い白人女性のスキーターと2人の黒人のメイドの関係を描く。評論家に高評価され、商業的にも製作費2500万ドルに対し、興行収入は1億7500万ドルを超える成功作となった。

映画の撮影が行われた「ミシシッピ州グリーンウッド」はこんなところ→🔗



③フォレスト・ガンプ 1994年7月公開

アラバマ州グリーンボウ出身で、人より知能指数は劣るが純真な心と周囲の人々の協力を受けて数々の成功を収めていく"うすのろフォレスト"の半生を、アメリカの1950〜80年代の歴史を交えながら描いたヒューマンドラマ。




私は「①ドライビング・ミス・デイジー」がアメリカに来る前からのお気に入り。この映画でモーガン・フリーマンのファンになりました!当時まだ若いハズのモーガン・フリーマンですけど、こんな時からおじいさん役なんですよね😆ミシシッピ州ゆかりの俳優さんです。


正面から人種差別をテーマにした、見ごたえのある3作品


④⑤⑥は史実に基づいた人種差別を描いたもので、上の3つに比べるとよりハードな内容です。⑤にはブラッド・ピット、ベネディクト・カンバーバッチら主役級俳優が脇役として友情出演していて、メッセージ性を強めています。

④グリーンブック 2018年公開

ジャマイカ系アメリカ人のクラシック及びジャズピアニストであるドン"ドクター"シャーリーと、シャーリーの運転手兼ボディガードを務めたイタリア系アメリカ人の警備員トニー・ヴァレロンガによって1962年に実際に行われたアメリカ最南部を回るコンサートツアーにインスパイアされた作品である。



⑤それでも夜は明ける 2013年10月公開

原作は、1841年にワシントンD.C.で誘拐され奴隷として売られた自由黒人ソロモン・ノーサップによる奴隷体験記である。彼は解放されるまで12年間ルイジアナ州のプランテーションで働いていた。



⑥ハリエット 2019年11月公開

メリーランド州ドーチェスター郡で奴隷として生まれたハリエット・タブマンは、勇敢にもペンシルベニア州フィラデルフィアの安全な場所まで走って逃げ込むことにより奴隷制度と決別した、驚くべきアフリカ系米国人の女性である。ハリエットは「車掌」として数百人の奴隷の逃亡を手助けした。






「フォレスト・ガンプ」はストーリーも面白く日本でも有名な映画ですね。

ストーリーが秀逸でコミカルな映画は歴史的背景を知らなくても物語として十分楽しめるので、日本では映画の本質的なテーマに全く気づいてなかった💦

アメリカを知ってから見たら、実はディープサウスなネタが満載でした!

トム・ハンクスと友人バッハ(南部黒人)はひどい”南部訛り”で、
南部人が熱狂するカレッジフットボールの代表となって大統領に会い、
南部人が大好きなエビ漁で成功し、
要所要所にバスが登場するのも「バス・ボイコット運動」を連想させるためでしょう。

他にも当時のアメリカの差別や歴史に関するネタがストーリーの背景に次々仕込まれていて、アメリカでこの映画が大成功した理由が初めて理解できました。


メッセージ性の強い映画は、その文化や歴史的背景を知ってから見た方が断然面白いですね。アメリカ在住者の方々にはきっと楽しんでいただける6作品です。
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