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なぜ日本では新型コロナ感染者が少ないのか その2

2020年4月1日水曜日

コロナウイルス関連

「その1」はコチラ

多くの人が一日中マスクをしている日本。
やっと世界でその効果が認められつつあるようです。


ベトナムの市場には、手作りの布マスクがこんな風に山積みになっています。
バイクに乗っている人は粉塵防止でみんなこのマスクを着けていました。

アメリカではもう脅威としか言いようが無いほどの勢いで感染が広がっています。
今となってはもう取返しがつきませんが、”初期対応を間違った”その一言に尽きるでしょう。

先に感染が広がったアジア各国が一定のところで拡大を抑えたのに対し、欧米各国はその数倍の規模に感染が拡大してしまいました。

その要因について分析した記事をたくさん目にするようになってきました。
例えば⇒【日本で新型コロナの死亡率が低いのは、なぜなのか?】

マスクについては、WHOはじめ各国の専門家が「症状が出ている人」と「感染者と接する人」に必要、と一貫して言ってきました。

でも、ここで線引きしたことで、「もしかして感染したかも?」と思っている軽症者や、咳や鼻水を薬で抑えながら仕事に行っている”隠れ”感染者が、マスクをしたら感染していると思われてしまうので、何食わぬ顔で外に出てしまっています。

これが爆発の大きな原因になっていると私は思います。

が、

昨日、とうとう、「着けないより着けた方がいいかも…」「科学的根拠は明確じゃないけど、結果を見れば一定の効果があるのかも…」な感じではあるものの、具体策について検討する方向に方針転換したようです。

ただ、元々たくさん作っている日本でも不足気味なのですから、医療用しか作っていない国では今はそれさえも足りていません。

安易にマスクの効果を強調すれば、医療用のマスクがさらに不足したり、手に入れられない人々がパニックを起こしたりするでしょう。ちょっと心配です。

トランプさんは会見で「スカーフでも良い」と言ってました。CNN News

ペーパーナプキンで作る手作りマスクはコチラ


日本と欧米の差として、手洗いの習慣、握手をしない、お風呂に入る、などいろいろな要因が言われていますが、アメリカで生活していて気になることが他にもあります。

家の換気食事の習慣です。

先日の白木先生の寄稿にあったように、室内の換気条件は飛沫感染に大きく関与します。
日本では沖縄や九州より、密閉性の高い冬の北海道で感染が大きくなりました。

湿度の高いアジアの家は木造が多く密閉性が高くありません。
(風がスースー抜けて寒いですね。。。)

一方、湿度の低い欧米は、窓が少なく密閉性が高いコンクリートや石造りの家が多く、セントラルヒーティング、室内循環換気、と家の中の空気が動きにくいように感じます。


食事については、手づかみで食べたり、その手や指をなめることは行儀の悪いことと教えられてきた私たち。袋や紙に包まれた食べ物も、できるだけ素手で触らないよう包んだまま食べる人が多いです。(寿司など手で食べることが前提の食事の前には、基本的に”おしぼり”が出ますよね)

一方、パン食の国は手で食べ物をつかむ機会が多く、アメリカではベタベタになった指をなめる行為は「指をなめるほど美味しい!!」と称賛する方法とされています。。。



パンデミックが収まったら、多分いろいろな方面から日本と欧米の差について専門家の分析が行われることでしょう。

その時に世界から称賛される日本であるように、頑張って感染拡大を食い止め続けて欲しいと、軟禁生活の続くアメリカから強く強く願います。


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