年末大掃除でピッカピカ!
日本のオーブンやレンジは表面がコーティングされていたり、自動クリーニング機能がついているものが多いと思います。アメリカのオーブンもビルトインには安いものでも「セルフクリーニング機能」がついています(←煙で探知機が鳴るけど、、、)
ANOVAのオーブンは、内装が単なるステンレス仕様。トップグリルは電熱線むき出しなので、特に天井部分が掃除しにくいです。
パンやお菓子を焼くくらいではほとんど汚れませんが、お肉や魚を焼くとどうしてもこうなります。。。
以下、クリーニングマニュアルの翻訳と世界中のユーザーさんたちのお役立ち情報をまとめました。
日常のお手入れ
ぬるま湯と洗浄剤を含ませた柔らかい布で、電気器具の前面を清掃してください。金属表面を清掃する場合は、ステンレススチール用クリーナーを使用します。内部の底にミネラルが蓄積している場合は、蒸留酢を数滴、ぬるま湯と柔らかいスポンジに含ませて使用します。器具の内部は、使用後に毎回清掃してください。油脂や食べ物の残りかすが付着すると、火災の原因になることがあります。頑固な汚れは、オーブンクリーナーで落としてください。研磨剤入りのたわしや洗浄剤は使用しないでください。オーブンの仕上げや部品に損傷を与えることがあります。
私は、油はねや臭いが残りやすいものに使用した後は、100℃/100%で10分くらい空運転し、その後内部をきれいにふき取り、電源コードを抜いて扉を開けて内部を乾燥させています。
付属品
フードプローブについては、ぬるま湯と食器用洗剤で洗浄してください。プローブを水につけたり、食器洗い乾燥機に入れたりしないでください。付属のトレイとワイヤーラックは、食器洗い乾燥機か手洗いが可能です。研磨剤、たわし、鋭利なもので洗浄すると、ステンレス鋼に損傷を与える可能性があります。すべての付属品は使用後に洗浄し、完全に乾かしてください。調理前後にドリップトレイ(扉の下の水受け皿)が溢れないように確認し、空にしてください。
タンクの洗浄
1. 水タンクを後ろから前へ外側にスライドさせて外します。2.水タンクの蓋を外す。3. ぬるま湯と食器用洗剤を含ませた柔らかい布または研磨剤を含まないスポンジで、タンクとふたをやさしく洗います。4.マイクロファイバー製の布で水タンクを丁寧に乾かし、オーブン側面の所定の位置にスライドさせて戻します。5.水タンクに新しい蒸留水を入れ、タンクの蓋を元に戻します。注:タンクと蓋は食器洗い乾燥機には対応していません。
タンクには5リットルの水が入りますが、水をたくさん入れるとタンクが膨らんで蓋がきちんと閉まらなくなります。不衛生でもあるので、普段は最低量ラインの少し上くらいまで溜める程度で使用することをオススメします。
ディープクリーニングマニュアル
1) オーブンを140°F (60℃)/ 100%スチームで加熱する。2) オーブンの電源を切ります。オーブンクリーナーは温かい方が効果が上がります。3) お好みのオーブンクリーナーをスプレーし(奥の穴に薬剤がかかっても良い)、ドアを閉めて、ボトルに推奨されている時間放置します。ドア内側のパネルにはクリーナーを使用しないでください。4) オーブンクリーナーを落とすためにオーブンの壁に普通の水を吹きかけます。奥の壁の穴からスプレーがかかっても大丈夫です。5) きれいに拭き取ります。6) 300°F(150℃)/100%スチームで10分間オーブンを稼働させ、残留ガスを追い出す。その間にドアを開け、オーブンの壁に数回スプレーをかけ、洗浄剤がすべてなくなったことを確認します。7) さあ、新品のようになりました。
*プラスチックには、Easy offなどの強力な洗浄剤を使用しないでください。
ディープクリーニング用のクリーナー
こんなに汚れてしまっても、オーブンクリーナーを使えばピカピカになります。Facebookのユーザーグループに投稿された写真をお借りしました。
アメリカで多くのユーザーが推奨しているオーブンクリーナーが『Easy Off』
温めたオーブン全体(扉以外)に噴霧して一晩放置。その後こんな風に水で何度も洗い流して拭き上げます。
青い缶の方は手袋いらず(使った方がいいですが)でニオイ残りが少ないタイプ。上の写真くらいの汚れでもこちらで十分キレイになります。
黄色い方はまだ使ったことがありませんが超強力でニオイが酷いらしいです。
こちらはカナダ製。
同じEasy Offですが、アメリカはエアゾール缶のみ。カナダはスプレーボトルタイプがあるそうです。
私もやってみましたが、驚くほどスルンと汚れがとれました👀 高温で長く使えば使うほど汚れが高分子化して落ちにくくなるので、汚れたら早めにやった方が良いです。上部の電熱線には薬剤がかかっても良いそうですが、扉の黒いプラ部分に薬剤をかけたまま放置するとコーティングが剥げるそうです。ご注意を!
※日本でも『スチームオーブンクリーナー』で検索するといくつかあるようです。効果のほどはわからないので日本のユーザーから情報をいただけるとありがたいです。
ウェットバルブ水受けの掃除
オーブン庫内右奥にこういう突起があります。低温調理の時に使われる「湿球センサー(Wet bulb)」です。水受けに溜まった水が蒸発する時の温度を計測しています。
クリーニングマニュアルとは違うところにあって非常にわかりにくいのですが、公式サイトに実はこう書かれています。
The wet bulb reservoir is removable and can be easily cleaned. Be sure to clean often as a dirty wet bulb reservoir may result in issues with sous vide cooking mode.
「ひどく汚れると低温調理モードに支障が出るので時々外してきれいにしてください。」
デスケール(水垢落とし)のやり方
定期的にデスケーリングすることで、Ovenの寿命が延び、性能の低下を防ぐことができます。スチームを30時間使用した後にスケール除去することをお勧めします。自動スケール除去サイクルは約40分かかります。このサイクルを実行するには、スケール除去剤と水が必要です。
スケール除去の手順
1. 付属品をすべて取り外してください。トレイをオーブンの底に直接置き、デスケール排水口(庫内左下の突き出している部分)がトレイの端から突き出て液体を受け止められるようにします。2.水タンクを取り外して空にし、オーブンに取り付け直します。3. 3/4 カップ (約 200 mL) のスケール除去液を 1 クオート (1 L) の水と混ぜ、水タンクに注ぎます。4.ディスプレイまたはアプリのスケールインジケータを押して、スケール除去サイクルを開始します。第一段階は約30分です。5.第一段階終了後、水タンク内に洗浄液が残っていないことを確認します。残っている場合は、タンクを取り外し、溶液を空にし、タンクを水ですすぎ、再度取り付けてください。6.水タンクに1クォート(1L)の蒸留水を入れる。7.ディスプレイまたはアプリのデスケール表示を押して、サイクルの第二段階を開始します。第二段階は約10分です。8.サイクルが完了したら、トレイを取り外して清掃してください。9. 乾いた布でOven内部の水分を拭き取ります。ドアを開けたまま完全に乾燥させます。
スケール除去サイクルが始まると、ハンドルバーに英語で指示が出ます(ものすごくわかりにくいです)。それに従って進めていきます。
定期的にハンドルに「デスケール」ボタンが点灯します(アプリにも表示される)。警告表示を放置してもオーブンは支障なく使えます。
マニュアルではタンクには蒸留水(distiled water)を使用するよう推奨されています。完全な蒸留水を使っている方の中には、「水垢はたまらないから」とデスケール指示を無視して使い続けている人もいるようです。
注意事項
マニュアルには排水を付属のトレーで受けるよう書かれていますが、トレーの厚みが無いので取り出す時にこぼれやすく大変不評。。。
あるユーザーさんが、「ジップロックの1ガロン(約4リットル)袋を排出口にはめて排水を溜めるとうまくいく」と投稿してくださいました。私もこれでやってます↓
トレイの上にタオルを置く、という人もいます。
スケール(水アカ)除去剤
メーカーから専用のものは販売されていないので、自分で用意します。
こちらは「スチームオーブン専用」のスケール除去剤です。マニュアルもわかりやすく、私もこれを使用しています。一本で数回使用できます。
読んでいただきありがとうございました。最後にブログトップの応援ボタンを押してくださると嬉しいです。お互い良い一日になりますように(^^♪
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