今日はパンでもアメリカでも無い話。
最近ヤフーニュースのフィードに「山本文緒」さんの記事がいくつも出てくるので何でかと思ったら、お亡くなりになってから一年が過ぎ、絶筆が書籍化されたんですね。
理系頭で現実的な私は小説をあまり読みません。
村上春樹なんぞ、20代で『ノルウェイの森』を読んで以来、どんなに話題になっても一度も手に取ったことがありません。このタイトルを見ると今も心の底に重しが乗っかったような気分が蘇る。
小説は、作家の体験や取材に想像や脚色で色を付けて書き上げるものだという意識があって、素直に物語を楽しむことができません。そのくせ、国語は得意で共感力も高いので、読後に心を持っていかれます、、、
推理小説やファンタジーくらい”作り話”か、完全リアルなノンフィクションがいいです。
そんな私が、本当にただ一人、ほぼ全作読んだのが「山本文緒さん」です。年齢が近く、性格も少し似ているところがあったのでしょうね、主人公が「ほぼ自分」と思えることが多かった気がします。
若い頃は恋愛がテーマの著作が多かったですけど、「うつ」による休養を乗り越え、これからどんな風に年を取っていく話を書かれるのかと楽しみにしていました。もうこれが最後の著作なんて本当に残念😭
読みたいような、、、読みたくないような、、、
私は本や映画に自己投影し過ぎて疲れます。この本はきっと読んだら寂しくなると思うので、体も心もすごく元気な時に読んだ方が良さそうね。
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