🍔今日のアメリカ
ミシシッピ川沿いにあるこの大きなアーチの下に2018年にできた無料の博物館があります。
イリノイ州の端っこ、ウチから”車で行けなくはない”くらいのところに『アメリカ最後のミスド』があるというのは渡米した初期の頃から知っていて、ロードトリップのネタとして我が家のリストにあったのですが、それだけのために片道8時間はちょっとねぇ。。。
我が家からはミシシッピ川を北上したところですが、ミシシッピ川両岸のアーカンソー州、ミズーリ州、ケンタッキー州はどこも似たり寄ったりのド田舎で途中に立ち寄るところも無し。。。
なかなか行けずにいたのですが、冬の三連休は良いタイミング、というわけで急遽決行😄
ミスドはミシシッピ川の東側イリノイ州にありますが、最寄りの大きな町は川の反対側「ミズーリ州セントルイス」。どんなところか全くイメージできないし治安もあまりよろしくないという噂。とりあえずホテル内で食事ができるちょっと良い宿を取って出発しました。
※画像は最下部添付動画より
セントルイスは西部開拓の出発点
何も知らず行ってみたら、、、セントルイスはアメリカの歴史的な要所でした。
セントルイスは当時交通の要だったミシシッピ川とミズーリ川の交差地点に位置し、ミシシッピ川東岸のイリノイ州はアメリカ、西岸のミズーリ州はかつてルイジアナと呼ばれたフランス領。
ホテルや店などにフランス語由来と思しき名が多くついていて、私たちの泊まったホテルも英語読みのセントルイスではなくフランス語読みの「サン・ルイ」となってたのはそのためだとわかりました。
1803年にフランス領だったルイジアナをナポレオンから買収し、ミズーリ川を遡って西部開拓が始まります。セントルイス付近がルイス・クラーク探検隊の出発点!
アメリカの中心だったセントルイス
西へ西へと開拓されるに従って、毛皮、木材、穀物などが北から、綿花、砂糖、塩、油などが南から、蒸気船で運ばれてセントルイスに集まってくる。当時の賑わいを再現したジオラマが博物館にありました。
大陸横断のサンタフェ鉄道の起点もセントルイス。西海岸がアメリカになるまでの一時代、セントルイスはまさにアメリカの真ん中だった。
でも、この鉄道開発によって、海上・陸上輸送が主流となり、ミシシッピ川両岸の町はだんだん寂れていった。この地図を見てると、今の田舎度とリンクしているのがよーくわかります😅
セントルイスはアメリカでも有数の歴史を誇る街なので、街の成り立ちはそのままアメリカの歴史であるとも言えるからです。
「レヴェナント」の伝説が生まれた場所
博物館でセントルイスの歴史展示を見ている時に、映画『レヴェナント 蘇えりし者』がふと頭に浮かんできたの。レオナルド・ディカプリオが悲願のアカデミー賞主演男優賞を取った、熊にボロボロにやられるヤツね、、、😨
これも怖くて見れないシーンが多いんだけど、、、帰ってきて早速久しぶりに見てみた。
ミズーリ州セントルイス。そこはまさに彼の伝説が生まれた場所でした。
やっぱりそうでした。セントルイスと「レヴェナント」はつながってました。
この映画、実在の人物「ヒュー・グラス/Hugh Glass」の武勇伝が元になってます。元となった史実もどこまでが事実か定かではありませんが、この動画を映画と合わせて見ると面白いと思います。
アメリカに来て3年半、アメリカ映画をストーリーだけでなく歴史背景も含めて理解できるようになってきた、と感じる昨今です。しかしこの映画、ほんとに映像が凄い。
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