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現代の「アンクル・トム」アメリカ最高裁判事

2022年4月7日木曜日

アメリカ社会

🍔今日のアメリカ

今週、アメリカ最高裁判事として初の黒人女性が承認されます。


トランプさんは在任中に3人もの判事を選ぶ機会を得ました。
そのうちのお一人はこちらの故ギンズバーグ判事の後任でした。


バイデンさんに自分の後任を指名して欲しかったのに、ほんの数か月早くご病気で他界され、大嫌いなトランプに任命権を与えてしまった。。。

そのため、リベラルの席がひとつ保守に取られてしまいました。アメリカ最高裁は、🔴と🔵の席取り合戦なのです。。。


アメリカ最高裁初の黒人女性判事が間もなく誕生!


現在のアメリカ最高裁判事の色分けは、 赤6  青3 

引き際を誤ってこれ以上保守🔴に偏ることのないよう、最高齢のブライヤー判事🔵が英断で引退を表明しました。

今なら承認投票も民主党優位。バイデンさんが、若くリベラルで共和党が嫌がる後任判事を指名しても承認される。


それが、ケタンジ・ブラウン・ジャクソンさん(略称KBJ)。

ものすごい経歴の素敵な女性のようで、褒め言葉しか見たこと無い!



KBJ女史にしても副大統領のハリスさんにしても、ご主人(どちらも優秀な白人男性)がステキよね~😍

   

最高裁唯一の黒人男性判事「クラレンス・トーマス」


アメリカ最高裁にはアフリカ系男性判事が1名在籍しています。

私はてっきり リベラル だと思っていました。。。黒人判事ですから。


こういうのを”ステレオタイプにモノを判じる”って言うんですよね~

ちょっと自分にガッカリしましたね。



このような↓出自にも関わらず、大方のアフリカ系黒人からは嫌われてるらしい。

クラレンス・トマスは、1948年ジョージア州大西洋沿岸、サバンナの南に位置する小さな町、ピンポイントで生まれた。もともと南北戦争のあと奴隷の身分から解放された黒人たちが19世紀末に築いたコミュニティーで、トマス自身奴隷の子孫である。

こちらの生い立ちを読むと「出自と政治思想を共和党に利用されて判事に任命されただけ」とわかります。アメリカの最高裁判事ってこんなもんなんですね。。。


蔑称「アンクル・トム」とは、、、


先日、英会話の時に先生とKBJとトーマス判事の話をしたんです。
そしたら先生が顔をゆがめて吐き捨てるように言いました。


「アンクル・トムって分かる?彼みたいな人のことをそう呼ぶのよ」


「アンクル・トム」とは、白人に媚を売る黒人、卑屈で白人に従順な黒人の蔑称


『アンクル・トムの小屋』って、我々から見たら”黒人奴隷の悲劇”の物語なのですが、アメリカではこういう捉え方もあるそうです。




つい最近もこんなことがありました。
奥様、「保守・白人」です。

米最高裁の保守派クラレンス・トーマス判事のバージニア夫人が2020年の大統領選直後に当時のメドウズ大統領首席補佐官に何度もテキストメッセージを送り、選挙結果を覆すよう催促していたことが判明した。


アメリカでは、政治と司法は完全に連動してます。。。
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