🍞今日のパン
私なんか、クープナイフは木製のコーヒーマドラーに剃刀の刃を通しただけだし、飾り切りは刃を手で直接持ってやってますけど、こういう本格的な道具がいろいろあります。
ブレッドナイフは、これがコスパが良くて人気です。
アメリカのホームベイカーさんたちにサワードウブレッド作りが広まった大きな要因が、どの家にも付いている大きなオーブンにキャストアイロンの鍋を入れて最高温度に予熱し、その鍋に生地を入れて焼く方法が知れ渡ったためかなと思います。
最近研究中のパン。サワードウを使わずオールパーパス粉メインで作ったパンとしては気泡も入ってまあいい感じにできたと思います。
誰に見せるわけでもありませんが、自己満足でこんな飾り切りを入れてみたり😅
上手に焼けたら、こうやってパンの内相をSNSで見せびらかしたりしてます😂
今日は、最近のアメリカのホームベイカーさんたちのトレンドを書いてみようかなと思います。
アメリカではサワードウブームが続いていますが、新しいことをやってみたいと思う人も増えているんでしょうね。最近はポーリッシュ(フランス)やビガ(イタリア)についての情報もよく見ます。
サワードウブレッドのいいね👍ポイント
パンとして良いか悪いかはさておき、アメリカのホームベイカーさんたちが自分もこういうパンが焼けるようになりたいと憧れるポイントが3つあります。
耳がピン!
クープを入れた部分がきれいに開くと耳が立ちます。私自身は重要だとは全然思わないのですけど、みんな「今日は耳ができなかった」とかよく書いてます😅 耳がないとダメらしい。。。
この耳を作りたいがために、クープナイフをわざわざ深く入れたり二度入れたり、みんなすごい頑張る😁
内相は穴だらけ!
こんな風にスカスカに穴が開いたパンを焼くのがみんなの憧れ。こういうのを見せるとたくさんの人からイイネ👍が貰える。”レーシー(レースのような)”と表現されています。
皮はブツブツ!
ほとんどの人が成型後に冷蔵庫でコールドリタードするので、高加水の生地は焼成時に「梨肌(ブリスター)」ができやすいです。従来は”冷蔵障害”とされてきたものですけど、ここがパリパリして好まれるみたいで作りたがる人が多い。
日本人的にはこういうパンは外側がハードに焼きこまれたイメージと思いますが、アメリカの人は皮が厚くて硬いのはあんまり好まないみたいで、クラストをがっちり厚くしない焼き方にシフトしています。
これも小麦粉の質に関係しているのかも。
ヨーロッパの小麦粉はデンプンと灰分が多く歯切れの良いパンが焼けますが、アメリカの小麦粉はクラストのヒキが強くなりやすいから。
アートな進化系サワードウブレッド!
お菓子作りのように外観も素敵にしたいアートな人たちの最近のパンはすごいんです。
FBより
ベーキングツールも進化中
飾り切り(スコアリング)は、生地表面がしっかり乾いて固くなっている方がやりやすいので、発酵かごも最近はココでも紹介した「ウッドパルプ」のProofing basketが人気上昇中。SNS上でよく見ます。
Rosehill の発酵かごと、生地を鍋に入れるためのシリコンマット
発酵かごに被せる布も、以前は綿のティータオルを使う人が多かったのですけど、最近はこれをよく見かけます。「ヘアネット」だそうです。使い捨てにできていいんでしょうね。
これはどうなんでしょう?弓型のパン切り包丁です。この向きで使います。
シンプルなサワードウブレッドでさえも、紫とかピンクとか黒とか激しい色使いのマーブル模様なのがアメリカらしい。
次の目標は穴だらけのバゲット!
私もアメリカに来てすぐにオーブンで苦労した話をブログに書いてますが、みんなが作っているサワードウブレッドはこの鍋焼きなら誰でももれなく失敗なく焼ける。
お金のある人は「The challenger bread pan」という名前の専用キャストアイロンパンを持ってます。楕円形なので短いバゲットも焼けます。
オーブンが大きくて鍋が入る分だけ一度に焼くことができるし、アメリカは電気代も安いので予熱時間も気にならない。
でも、みんなが上手に焼けるようになると、次を目指す人が増えるのもこれ必然。
バゲットを作ってみたい人が増えてきたように感じます。お鍋に入らない長いやつは成型の技術も必要で、サワードウブレッドよりちょっと難しいんですよね。
バゲット、クロワッサン、パネトーネあたりが次なる目標でしょうか。
私のバゲットもまだまだ修行中でございます。
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