🍔今日のアメリカ
ナッシュビルの学校(教会運営の私立小学校)で銃撃事件。速報では子供3人と大人3人が亡くなったと報道されています。今回の犯人は珍しく男性ではなく、20代の女性のようです。(追加情報:F→Mトランスジェンダーみたい)
今日は駐在妻じゃなくて駐在夫の話。
夫の会社は人事発令が年34回。この3月末で独身男性2名が帰任しました。こんな田舎にずっと居たら婚期を逃しちゃう。帰れて良かったよ🙂
我々世代が社会人になった頃は、グローバル企業と呼ばれるような会社は華形で憧れの対象でした。海外駐在を期待して入社する人も少なくなかった。海外キャリアはその後のポジションにプラスになる事の方が多かったと思います。駐在中の待遇も恵まれてた。大学の同級生が入社後数年で海外駐在になりましたけど、ホントに「5年駐在したら家が建つ」と言ってました。
それから30年、今の時代はもう海外駐在ってそういう位置付けでは無いです。
グローバル企業なら国内組でも英語はみんなそこそこ出来て当たり前。望む望まないに関わらず誰でも行かされる可能性があり、グローバル志向の低い今の人たちの中には、特別なメリットも無いのにしょっちゅう誰かが撃たれるような所で人生の最も充実した時を過ごすなんて真っ平ゴメンだと思ってる人もいるでしょう。
これについては、やはり時代が変わって海外駐在がその後のキャリア形成にプラスに働かなくなった事も原因だろうと私も思います。
「損得勘定してみると、海外赴任をせず、国内で仕事をしていた方が早くいいポジションへ昇進ができてお得だった」という人事システムが出来上がってしまっていたとしたら、人は「合理的選択」の結果として、わざわざグローバルな舞台で活躍しようとはしません。
この記事に書いてあること、すごく納得するわ。
ウチはキャリア形成の途中だった一度めの駐在から運良く2年経たずに帰任になり、私も夫も大きなギャップ無く日本でキャリアの再積上げをする時間を持つことができました。ホントに運が良かったと思います。
駐在員の中には、海外駐在地からまた次の駐在地へ回される人もいます。10年近くもそうして日本から離れていたら、突然日本に戻されても浦島太郎、、、
辞めたくなる人が多いのもわかります。
アメリカにおいて、グローバル人材育成の観点で、人事プロセスを再構築していくことが注目されたのは、1980年代のことでした。帰任者の退職という問題が深刻化したためです。
日本では、なぜこうした問題が大きくならなかったのでしょうか。少し挑戦的な言い方をすると、日本企業は長らく、個人の持つ(1)高度で勤勉な適応学習能力、(2)会社が発動する強力な人事権への諦め、(3)配偶者と家族の献身的な努力、といったものに甘えてきただけなのではないでしょうか。
そうですよね〜。
何年も家族と離れてお金を送るだけの単身駐在夫になるか、キャリアも友達も諦めて駐在妻になるか、何れにしても大きな犠牲を払ってお務めを終え、日本でそれに見合う処遇を受けられないならやる気も出ないし辞めたくなるでしょうね。
コロナ禍で帰任が先延ばしになって通常より駐在期間が長くなっているケースも多いと思います。不安だった海外でのコロナ禍を抜けてやっと帰任したのに居場所が無い、なんてことになったら誰だって心が折れる。
我が家にとっても他人事ではありません。定年も視野に入ってきた夫と二人で時々冗談交じりに「日本に帰ったら、」みたいな話をします。
いろいろなケースを想定して心の準備をしておくことは、決して無駄にはならないハズ。勢いで辞めてしまって後悔するのはさらに惨めです。
読んでいただきありがとうございました。最後にブログトップの応援ボタンを押してくださると嬉しいです。お互い良い一日になりますように(^^♪
2 件のコメント:
工場勤務時代、何度もアメリカの工場に呼ばれたまだ20代の若いエンジニアに、そのうち米国勤務になるんじゃない?と言ったら、勘弁してくださいよ~、将来ないじゃありませんか~、と言われ、時代は変わったんだと思いました。かつてはアメリカ勤務はエリートコースで、今の経営陣も一度は米国勤務をした経験があるオジサンばかりですが、今は島流しですか?と驚きました。
30代だと、奥さんもキャリアがあるのにご主人の米国駐在に帯同の方も珍しくなく、子供の海外経験や英語のためというご家族を何組も知っています。結局、奥さんのほうが我慢しなくちゃならないのね…
>わに様
やはりそうですか~。「島流し」そのワードを本文中に書きたかったのですが流石に自重しました😅 子供の海外経験もどのくらい役に立つんだか。。これからは帯同の人も少なくなりそう。
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