🍔今日のアメリカ
私はバブル最終世代です。大卒同期は40人以上でしたが、翌年の大卒入社は10人以下に激減しました。
☞ バブル世代とは
有効求人倍率1.4倍の超絶売り手市場だったあの頃
新卒初任給の上昇率がベースアップをはるかに上回り、数年前に入社した先輩たちの給料を新卒が追い抜いてしまうなんてことが起こっていました。後々会社に説明を求めてわかったことですが、私が就職した会社ではベースアップ以上の増加分を「調整給」という名目で給与に加えて年功序列になるよう調整していました。多分、公にはできないことだったと思います。我々バブル世代の大卒だけが余分にもらっていて、会社全体としては辻褄の合わないことだったはずですから。。。
入社後2年くらいは一人前に仕事もできないくせに給料はすごい勢いで上がっていきましたが、バブル崩壊後は帳尻を合わせるが如く、逆に「調整給」でわずかなベースアップ分を吸収償却するという方法で我々の”辻褄の合わない”給料の調整が始まりました。その後の数年は余分に貰っていた「調整給」が毎年のベースアップで完全に償却されるまで全く給料が増えないという暗黒時代でした(後年転職しました)。
自分たちだけなぜベースアップの度に調整給が少しずつ減らされるのかワケがわからず(何の説明も受けていなかったから)、組合の委員長に文句を言いに行って初めてカラクリを知ることになりました。「あなた方の世代だけ今まで余分に貰ってたんだよ」と。。。
良いとこ取りだったかも
バブル期には、どこの会社も大きな声では言えないことをいろいろやっていたんだと思います。
貰うものは余分に貰っていたもののまだ金融資産を持てるほどお金が無かった私たちは、バブル後の株価暴落や銀行破綻などの実質的な影響はほとんど受けませんでした。どちらかと言えば、潰れるなんて想像もしてなかった大手銀行や証券会社の破綻や、一生安泰の高給取りになったハズの先輩や同級生が転職(物凄い額の退職金をもらって💦)するのを目にして、緩かった財布の紐を締めるきっかけになったかも。私が老後を考えて年金の積み立てを始めたのもその頃です。
でも、この時代は「銀行の経営が危ない」なんて庶民の私たちにはメディアを通じてしか知りようがありませんでした。情報を嗅ぎ付けた一部の人たちが銀行の前に集まるのを見て初めて「怪しい」という噂が流れる。まだ何もかもがアナログだった時代、物事はもっとゆっくり動いていたしいろいろな事が隠されていて、私たちが事態を知り得るのは一番最後だった。
アメリカの2銀行の破綻は、デジタル時代の脅威。
誰かが尤もらしいことをSNSで発信したら、それが真実であるか無いかに関わらず、瞬く間に情報は共有され、一斉にオンラインで世界中の人がサイトに殺到し、銀行の現金は一瞬にして空っぽに。
スマホもSNSもインターネットさえ無かった我々の青年期は情報も横並びで、右ならえ的な時代だったと思います。今の人たちは情報が多すぎ早すぎで、ついていけないと”情弱”なんて呼ばれて疲れちゃうでしょうね。
我々バブル世代は定年までもう5年未満。しかし、定年を前にいや~な空気が漂い始めた気がするような、、、時代の寵児だったIT業界の銀行が破綻というのが何となく嫌な感じ。
現在の米国は、バブル経済時の日本ととても似ています。実際、そのような状態であることを的確に表す記事が2022年3月24日の日経新聞に出ていました。
日本のバブル崩壊は兆候が出始めてから実質的に影響が表れるまで1~2年かかったそうです。今の時代はやっぱりもっと早いんでしょうね。今年は本当に危ないかも💦
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