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ライフスタイルに合わせてパンの製法を選びましょう

2020年5月21日木曜日

パン作り・材料

最近レーズン食パンがいい感じです♪


ご近所に住む駐在妻お二人が、時々我が家にパンを習いにきてくれます。

お二人には、「これは私の作り方。他の人から習ったら全然違うこともあるし、パン作りはどれが正しいとかそういうことではない。」とお話ししてます。


パンの製法は、パン屋の都合で生まれてきた


ストレート法、中種法、老麺法、オーバーナイト、ポーリッシュ、長時間発酵etc.

それぞれ「長所・短所」がいろいろ解説されてますが、どちらかと言うとこれは後付けでしょう。

より美味しくより日持ちするようにということだけではなく、作業環境、設備、パンの種類、パンの数、労働条件、働く人の数などなど、それぞれのパン屋さんによって事情が異なるなかで、朝早くから美味しいパンを店頭に並べるために試行錯誤して考え出されてきたもの。


パン工場はストレート法の生地は傷んでしまうし老化も早いから、中種法で。

中種を置くスペースや冷蔵庫が無い小さなベーカリーは、ストレート法で。

早朝からパンを売りたい都心のベーカリーは、冷蔵オーバーナイトで。

などなど



ライフスタイルに合わせたパン作り



せっかくいろんな製法があるのですから、その中から自分の生活にあった製法を選ぶことをオススメしたいです。

ライフスタイルに合わせてパンの製法を選ぶ。


例えば前出のお二人。

おひとりは、小さいお子さん二人のお母さん。
朝はバタバタ。お子さんを学校に送り届けてから迎えに行くまでの間に家事とパン作りをしたい。

70%中種法をご紹介しました。

中種法は中種の準備が簡単で、本捏ね以降の時間をストレート法より短くできるので、時間を効率良く使えます。

お子さんたちを学校まで送り届けたら中種を仕込む
→中種発酵中に家事を済ませる
→本捏ね~焼成
→学校まで迎えに行く

子供たちは焼き立てパンが食べられます😉

ストレート法は小刻みに世話をしなければならないので、忙しいお母さんには向いてないです。


もうひとりの方は、平日の午前中は出かけることが多く週末にパンを焼くこともあります。

50%冷蔵中種法をご紹介しました。

冷蔵中種法は、中種を冷蔵しておくので帰宅が予定より遅くなっても心配ない。パンに合わせて動けない人にオススメしたいです。

前夜に中種を仕込んで1時間発酵後、冷蔵
→翌朝 外出
→午後 帰宅
→本捏ね~焼成
→夕飯の支度

週末は一日家にいるのでストレート法で。

ご主人は焼き立てパンが食べられます😉


ちなみに、中種法で使う『中種』は一般的には70%ですが、50%~100%までいろいろなやり方があります。


私は一日中家にいて、思いついたらすぐ作りたい!
ストレート法や長時間発酵で、合間に家事をしたりブログを書いたり。



こちらはプロが作る70%加糖中種法70%冷蔵中種法の動画です。
ご参考まで。(掲載許可いただいてます)




中種法は大手製パンでは一般的な製法ですが、ベーカリーや家庭ではあまり普及していませんね。風味豊かで柔らかさが長持ちするのでホームベーキングにはとてもオススメな製パン法です。特に菓子パン・調理パンは絶対中種法がおいしいですよ。
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