パンを作る人なら、これ見て”美味しそう”と思うかな?
この後これ↓になりました。
リコッタチーズのクリームとレーズンの渦巻きパンです。
アメリカのオーブンは上火が入らないので菓子パンの焼き色がボケるんですよね。
たくさんのせ過ぎて横も白いし…。発酵不足の生地みたいで気に入らないけどしゃあない。
「捏ねない、発酵しない、1時間でできる」って最近よく目にします。
製パン理論を習った人はきっと”ダメでしょ!”って思う(笑)
欧米では主食のパンをたくさん美味しく作るため、先人たちが原材料や作り方についていろいろ研究して試行錯誤したことでしょう。その技術と知識が”製パン理論”です。ベーカーにとっての王道。
じゃあ、そうじゃない作り方で作ったパンは美味しくないのか?
そんなことはありません。
「美味しい・美味しくない」って誰かが決めることではありません。
モノサシは無い。「好き・嫌い」と同じ。
と私は思っています。
美味しいと教えてもらったラーメン屋が自分の好みじゃ無かった、ってことよくあります。
私は自分の”美味しいモノサシ”を商品開発に持ち込まないよう、いつも気をつけていました。できるだけ多くの人が「美味しい」と言ってくれるパンを作るのが、ワタシの仕事。
でもね、家庭で作るパンは、お金をもらって売るわけではありません。
楽しんで作り、自分や家族が美味しいと思えば、それで良いわけよ。
作ってすぐ食べちゃうんだったら”保存性”なんて必要ないし。
最近は、パン屋さんも王道から外れたところに挑戦するアウトサイダーが増えました。超長時間発酵とか、超多加水パンとか、ものすごいリッチな食パンとか。小規模のベーカリーはこういうチャレンジもできますね。
作り方が違うと出来るパンは違う。
同じ材料で作っても、風味も食感も同じにはならない。
好きか嫌いか、って話です。
私は、しっかり捏ねてゆっくり発酵したパンが好きです😋
モチモチぷりぷりに出来上がった食パン生地のかわいさ。。。
発酵した生地にパンチを入れる時の気持ち良さ。。。
少ないイーストでゆっくり発酵した生地の複雑な発酵臭。。。
パン生地の可愛いことったら😍