🍔今日のアメリカ
カリフォルニア州知事リコール信任投票は、圧倒的優位にて現職続投となりました👏 終わってみれば当選時より得票率は上がり、知事にとっては現コロナ政策への州民賛意を得られたとも言える。
反して、思ったとおり共和党には何のメリットも無かったよね?
それどころか、青い州では「トランピズム」は反感を買うだけという結果を見せつけられた。
アメリカの人工妊娠中絶をめぐる戦い
最も衝撃的だったのは、2019年5月、ジョージア州が妊娠6週以後の人工妊娠中絶を禁止する法律を制定したことだ。この法律のもとでは、人工妊娠中絶を受けた女性に殺人罪が適用される可能性があり、さらに驚くべきは、流産した場合でも10~30年の禁固刑が課されることがあるということだ。妊娠6週間で妊娠に気づく女性は稀だ。つまりこれは、事実上の中絶禁止法案と解釈されている。続いてミズーリ州でも妊娠8週以後の中絶を禁止する法案が可決。胎児の心音が探知できて以降の中絶を禁止するこれらの法律は、通称ハートビート法案とも言われ、現在までに7つの州で成立している。さらにアラバマ州では、通常は例外となるレイプや近親相姦も含めた禁止法を可決した。女性がレイプ犯の子どもを産まなければならないだけでなく、手術を行った医師には最高99年の禁固刑も課されるという。これはレイプに対する刑よりずっと重い。こうした厳しい中絶禁止法はその後、違憲の疑いで連邦地裁による差し止めを受けている。
連邦裁の力関係が変わり、、、
ミシシッピ含め、共和党各州が同様の中絶禁止法案をすでに州法として制定しているものの、現在のところは『違憲』という最高裁判断で施行されてはいない。
ところが、
スーパーおばあちゃん判事のギンズバーグさんがお亡くなりになられた時にこれを書いたのを覚えてますか?ぜひ今一度おさらいしてください。
ギンズバーグ判事は、何とかバイデンさんが大統領になって自分の後釜に民主党判事を任命してもらえるまで生きていたかったことでしょう。
残念ながら、トランプ氏が保守バレット判事を任命し、
現最高裁は”完全保守有利”
で、今回はとうとうこうなった。。。
中絶に関わった”誰か”が”どこかの誰か”から訴えられる?!
これまで差し止められた他の州とテキサスの中絶禁止法はちょっと趣旨が違っているんですね。
例えば上の記事中のジョージア州の場合は、
「人工妊娠中絶を受けた女性に殺人罪が適用される可能性」とあり、当人が法律で罰せられる。
テキサス州の場合は、
「アメリカ人であればどこに住んでいても、あらゆる中絶関係者に対して民事訴訟を起こし、最大1万ドル(約110万円)の損害賠償請求を行うことができる。中絶を行った医師だけでなく、病院の従業員や当事者の家族、あるいは中絶を支持する聖職者でさえ、訴えられる可能性がある」
何の被害も受けていない”赤の他人”が、中絶に関わった”誰か”を訴えることができる、という法律。
例えば、「中絶しようとしている女性を病院に運んだUberの運転手が、それを知った誰かから訴えられる」なんてことも想定されるそうです。。。
不条理にもほどがある。。。
KKKかっ!?
富裕層は他の州で中絶すればいいから関係無いんですって!!!
カリフォルニア州知事リコールと同じく、一体何がしたいのか、その本質的な目的がよくわからん。得する人は誰なんだろうか???
「テキサスは最も銃規制の緩い州。生まれてくる前の赤ん坊の命はこんなに大事にするのに、生まれて来た子供は銃の危険にさらして平気ってどうよ???」的なことを書いてる方がいました。
本当にその通りですよね。
実はもうずっと負けている共和党
これは、アメリカ大統領選の一般投票数を表したグラフです。
直近8回の大統領選のうち、総数で共和党(赤)が勝ったのは2004年(ブッシュ氏再選)の一回のみ。ブッシュさん、今はバイデンさんの援軍ですよね。
共和党のブッシュ氏とトランプ氏が勝った2000年、2016年でさえ、総数では民主党の方が多い。
民意としてはもうずーっっと「リベラル優位」なんですね。
2024年の大統領選で共和党が勝つためには、これ以上ジョージア州のように『青色』にひっくり返る南部州が増えたら困る。
テキサス、アリゾナあたりは、住みにくくなったカリフォルニアなどから人や企業がどんどん流入してきて、人口増&経済も好調。
しかし、都会化すればするほど”青くなる”
一方、保守の投票主戦力は、退役軍人やリタイヤ高齢者でジリ貧。。。
救世主トランプも、過激になり過ぎてリベラル層から見限られ。。。
テキサスやフロリダは大票田だし、とにかく「州」として保守を維持するためにあれやこれやと策を捻り出し”民主締め出し”を図っている。
目的はそんなところなんでしょうかね?
郵便投票や選挙権を制限するのも目的は同じ。
でももうすでに、思ったよりもずっと共和党離れは進んでいるような気がします。
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