※リライト投稿です。
「ルースカヤ ダマーシィニャヤ クーフニャ」と読みます。
「ロシアの家庭料理」という意味です。
ロシアを離れる時にお土産として買ってきた料理本です。
ロシア語って文字がかわいいよね(笑)
製パンメーカーでパンの歴史についていろいろ習ったのですが、当時、「総菜パン、カレーパン、メロンパンは日本オリジナルのパンで海外には無い」と言われていました。
総菜パンあるじゃーん!って。
料理本の表紙の写真がまさに「総菜パン」なくらい、ロシアの家庭では当たり前。
総菜パンとカレーパンはロシアが起源に違いない
ロシア周辺の国々には、中に肉や卵や魚や野菜を調理したものを入れて「焼く」または「揚げる」パンがいろいろあります。
切り分けて食べる大きなものは、ピローグ(пирог)
個食用の小さなものは、ピラーシュキ(пирожки)
日本語で「ピロシキ」と呼ばれるているのは、この小さい方のこと。
カレーパンはカレー味の具を入れて揚げた「ピロシキ」と言えます。
「パンの歴史館」というサイトにこうあります。
日露戦争や第一次世界大戦の折には、捕虜となったロシア人やドイツ人から、それぞれの国の製パン技術が日本へ伝えられました
第二次世界大戦以前に、日本に伝えられたロシアのパン。
その後ロシアは社会主義国になり、戦後は隣国ながら日本から遠~い国になりました。
パンは日本人の手で独自に進化改良され、だんだんロシアとのつながりも忘れられていったのでしょう。。。
自説! メロンパンとミルクレープの起源もロシア
これ、メロンパンに似てませんか?
これも前述の料理本の写真で、「スメタナのシャーニギー(шаньги со сметаной)」です。
メロンパンも”ルーツが不明な日本独自のパン”として有名ですが、これもロシア由来なんじゃないかと思ってます。
さらに、もうひとつ。
パンではありませんが、私が”日本発祥説”を疑っているのがミルクレープ。。。
甘いものからしょっぱいものまで、何でもブリヌィに巻いたり挟んだりして食べます。
この写真のようなミルクレープも、ぜんっぜん珍しくない。
ロシアのパンの話、つづきます。
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ロシアのパンに興味のある方は、ついでにロシア駐在時代の話もどうぞ(^_-)
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