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不自由の国アメリカの埋まらない溝

2022年5月11日水曜日

アメリカ社会 映画・テレビ

🍔今日のアメリカ

ウィスコンシン州で「中絶禁止法反対派グループ」の本部が火炎瓶で放火されるという事件がありました。

 
先週アマゾンで買ったDVDが届いて週末にこの映画を見たばかりだったので、ちょっと引っ掛かりました。



不自由の国アメリカの旧き人々


1964年にミシシッピ州で公民権運動(黒人に選挙権を与える活動)の活動家の若い男性(白人2名、黒人1名)が、保安官を含む”アングロ・サクソン(白人)優越主義”の人たちに殺され埋められた実際の事件を元にした物語です。


映画の中で激しく燃やされるミシシッピの黒人社会。

およそ60年後、『中絶禁止』のためにまた同じ側の人が火をつけてる。。。


1973年のロー判決以降、プロ・ライフ派とプロ・チョイス派は現在にいたるまで対立を続け、妥協の糸口さえ見えない状況である。グラフ2をみると、いかなる条件でも中絶を合法とすべきでないと考えるプロ・ライフは20%弱、逆にいかなる条件でも中絶を合法とすべきと考えるプロ・チョイス派は25%くらいである。両者はほぼ拮抗した対立状況にある。特定の場合に合法とすべきと考える人たちが50%ほどいる。



立命館大学の報告書によれば、日本ですっかり有名になった『こうのとりのゆりかご』も、この「中絶禁止派」と同じカトリックの教説に基づいて設立されたセンターとのこと。


アメリカはもとも養子縁組の制度も整っているし希望者も多い。永遠に決着が付かない論争で”バーニング”するよりも、個人が自分の理念に基づいて選択すればだれも不幸にならないんじゃないの?


それを、最高裁判所の席取り合戦をしてまで法制化しようとする人たちの意固地さが、私にはバカバカしく思えますけどね。。。


アメリカの人種差別の悲喜こもごもを描いたおすすめ映画6本もぜひ
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