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ワンローフの型/パンに空洞ができるワケ

2022年5月2日月曜日

パン作り・材料

🍞今日のパン

昨日は久しぶりにたくさんパンを焼きました。


欲張ってパンを焼くと、ブログを書く時間が無くなるな~💦

全粒粉のカンパーニュも、リンゴとレーズンのミニローフも良い出来です。

満足😊

ワンローフブレッドにおすすめの型


冷凍してあった「アップルプレザーブ」と「レーズン」を、ホテル食パンの生地(200g仕込)でぐるぐる巻いて、アメリカでは一般的な1500㏄サイズのローフ型で焼きました。


ホテル食パンの生地は、甘い具材も総菜系の具材もどっちにも合います。


このスチールのローフ型、パウンドケーキの型としては少し大きめなので日本ではあまり見かけないですけど、レーズンパンや黒糖ローフなどちょっと小さめのワンローフを焼くのにちょうど良くて使いやすいです。

この発酵器に3個入って、アメリカのオーブンにも適量。

1本分小麦粉200~250gくらいの仕込み量なので、1本なら手ごねしやすい量だし、3本ならスタンドミキサーの適量です。

Tuesday MorningやTJ maxなどのアウトレットショップでよく安売りしてます😉


パンに空洞が出来るのは失敗じゃないよ


水分の多い具材を巻き込むと、どうしても空洞ができます😅


トップに少しカットを入れたら良かったね。

あんぱんにもあんこの上に大きな穴が開くことがよくあります。


大手製パンの研究室で仕事をしていた頃、お客様相談室にかかってくるクレーム電話を回されることが時々ありました。

その電話で多かったのがこれ。

「パンに大きな穴が開いている!」

この穴を見て、「あんこが規定量入っていない」と思う人がいるんですよね~😩

いや、穴が開いてるところにあんこを詰めるわけじゃないし。。。

と作ってる私たちは呆れるんですけど、ほんとにそう思うお客さんが多くて、、、

水分の多い具材は、焼いている間に余分な水分が蒸発します。その水蒸気が逃げるところが無い形のパンの場合は、パン生地が膨らんですき間が出来ちゃう。

柔らかいパンだと、この膨らんだところが後でぺしゃんこになってシワシワになることもあります。

あんぱんは「ヘソ」を、クリームパンなどは焼く前に上に切り込みを入れて蒸気を逃がすと穴ができません。


最近は具材の改良で空洞ができにくい


工場製パンのあんぱん、最近は空洞の無いものが多いと思います。

かと言って、水分の少ないパサパサしたあんこを入れているわけでもない。

クレームをもらったり、ズルをしてあんこを減らしているとお客さんに思われるのは心外なので、パン屋さんとあんこ屋さんで協力して研究して”焼いても水分が蒸発しにくいあんこ”を作ったり、焼き方を工夫したりなど改良しています。

具体的には、砂糖を液状の甘味料に置き換えたり、甘味の少ない糖をたくさん入れるなどの方法であんこの水分が蒸発しにくくなります。


家庭で作ったあんこを入れたあんぱんは空洞ができてもいいんですよ!


この穴はダメなやつ!


あんことパンの間の空洞じゃなくて、パン生地の中にできた穴

※ネット上から適当な画像を無断借用しております。🙇

これは、具材から出た水蒸気とは関係ない。

原因はいくつかあります。
  • ガス抜き不良
  • 生地ダメージ
  • 過発酵
  • 過加湿 など
食パンの上部にできる大きな穴も同じ理由です。

この穴は改善してくださいね😉

パン作りのあれこれについてはこちらのリンク集で→パンやお菓子の原材料・製法・道具のまとめページ
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