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アメリカで中古住宅の資産価値がどんどん上がるワケ

2021年9月29日水曜日

アメリカ生活

🍔今日のアメリカ

少し前に「アメリカで資産作りをするには家を買うのが良い」という話を読みました。「アメリカでは家を長く持つとそれだけ価値が上がる」そうです。

日本では、土地の価値が上がる事はあっても、建屋そのものの価値が上がるなんてことは有り得ません。家は住めば住んだだけ価値が下がる。


アメリカと何が違うんだろう???と思ってたら、つい先日、こんなことがありました。


友人が引越のために4年住んだ家を売ったんですけど、「買った時より数万ドルも高く売れた」んですって!


以前なら「コロナのせいで不動産市況が活況だからね~」と思っただけだったかもしれませんけど、どうやらアメリカの不動産事情は日本とだいぶ違うみたい。


で、調べてみました。



アメリカの家の価値が上がるワケ



この連載記事にその理由がとても詳しく書かれていました。
要点だけ引用しますが、アメリカ在住(駐在以外)の方には大変興味深いかと。



2000年を100とした全米の住宅価格は2017年には199.7と、ほぼ2倍に上昇。

住宅市場は中古物件を中心に形成されており、新築が少ない。

新築住宅における建設への許認可のハードルが非常に高いことが、アメリカで新築住宅の供給が大きく増えない主な理由です。

アメリカにおける土地の利用や建物の建築に関する規制は、日本とは比べものにならないくらい強力なものです。

非常にしっかりした耐久性の高い建材が使われ、(地域によりますが)ほとんど地震が発生しないといったことから、住宅は大切に使えば100年はもつと考えられており、80年~100年前の木造住宅が現役で使われていることも、珍しくありません。(日本の木造住宅の法定耐用年数は22年)

インスペクション(建物状況調査)という仕組みが、普通に用いられることとも関係していると思います。築年数というある意味「あいまいな数字」を判断基準にせず、客観的な調査であるインスペクションによって問題点があるかないかを判断するのです。

多くの人は自宅を資産だと捉えて、引っ越しによる売買のたびに、その価値を上げていこうと考えます。


こういうことです。

アメリカは地震がほとんど無いため、豊富な木材を使用した頑丈で耐久性の高い木造住宅が建てられる。また、土地利用や住宅建築の法令が非常に厳しいため新築住宅が増えない。

DIY好きなアメリカ人は古い中古住宅をリノベーションやセルフメンテナンスして住宅価値を高め、それを客観的に評価するインスペクションの調査を受けた上で入札・売買される。



木造建築主流のアメリカ、鉄筋コンクリートは「成功者の家」



南部に暮らしていると、”耐久性の高い木造住宅”というのに納得します。

こちらの家は意外にもほとんど木材だけで建てられています。
建築途中の家や店舗を見ると、鉄筋はほとんどなく、大量の木材が使われているのがわかります。火事の後には柱一本も残っていません。アメリカは木材が豊富で安いんですね。


何十年も壊れることなく、雨漏りや大きな不具合も無く、定期的にメンテナンスされた家。

技術が確かかどうか怪しいアメリカの大工さんが新しく建てた家よりも、こういう家の方が安心、というのもあるんじゃないでしょうか?


他にもちょっとググってみたらこんなことが書いてありました。
これも至極納得!

ちょっとお金持ちは鉄筋コンクリートで家を作りますね。
西海岸だけではなく、メキシコ湾沿岸のフロリダ、アラバマ、ミシシッピ、ルイジアナなどもお金持ちは鉄筋コンクリート。
これはハリケーンに襲われるせいでしょう。

良くTVニュースでトーネード(竜巻)にやられて木っ端微塵の家を見ます。
中西部でも一般住宅は木造なのです。
鉄筋コンクリートは「成功者の家」でしょう。

こんな家の資産価値はさらに高くなり、またまた”お金持ちばかりが儲かるアメリカ”です。
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