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ルイジアナ州ニューオリンズの料理文化 ケイジャン(Cajun)とクレオール(Cleore)

2020年2月27日木曜日

アメリカ ルイジアナ州 南部の歴史・文化 美味しい話

近所の大学の料理講座で本格的な「ケイジャン料理」を習ってきました。

ニューオリンズはアメリカ南部の中でも特別な文化のある土地で、ヨーロッパ各国の影響が様々な場所で感じられます。料理にも歴史的な背景を見ることができます。

それが「ケイジャン」と「クレオール」。


ケイジャン料理とは?


ルイジアナ州ニューオリンズを発祥とするアメリカ南部のローカル料理を指します。


ケイジャンとクレオール、料理講座でそのおおまかな違いを説明してくれました。




ケイジャン料理
起源:カナダ・ノバスコシア州からルイジアナに移住したフランス系カナダ人の子孫

地域:ルイジアナ南部がオリジナルで、現在はアメリカ全土に普及

料理:肉類・魚介類・米を、スモークして煮込んでスパイシーに味付けする

特徴:産地の新鮮な原材料を使用した地方料理。大鍋ひとつで仕上げる。トマトとオクラは使わない。


クレオール料理とは?


クレオール料理
起源:フランスおよびスペインの植民地で生まれ育ったヨーロッパ系の人々

地域:クレオール文化の中心はニューオリンズ

料理:伝統的なフランス料理が様々な文化の影響を受けたもの

特徴:(ケイジャンより洗練された)ニューオリンズの都市料理。(フランス料理風に)別鍋でソースを作る。トマトとオクラを使う。インディアンルーツの香辛料やハーブを使い、アフリカ流にゆっくり時間をかけて作る。インターナショナルな風味。

料理学校で教える定義的にはこんな違いがあるようですが、実際のところは”ケイジャン”と謳っていてもオクラやトマトが使ってあったり、境界はあいまい


どちらも、ルイジアナに入植していたフランスやスペインの将校や地主に仕えていた黒人を通して、アフリカ・アメリカ・ヨーロッパの料理がミックスされて生まれた”インターナショナルクッキング”。

よりフランス料理風なものが「クレオール」

スペイン料理がスパイシーになったものが「ケイジャン」

私的にはそんな風に理解しています。

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