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週末旅行② メンフィス・ビッグサイプレスロッジ編

2020年1月24日金曜日

アメリカ テネシー州 南部の歴史・文化 美味しい話 旅行・休日

ジャクソンからメンフィスまではハイウェイをひたすら真っすぐ3時間。


テネシー州第二の都市メンフィスは、国際輸送企業Fedexの本社があり「都市」として機能しながらも、綿花産業や黒人差別の歴史、ミシシッピ川河畔の景色やライブハウスの並ぶビールストリートなど、アメリカらしさも体験できるコンパクトな観光都市です。

9月に日帰りで行った時の記事はコチラテネシー州メンフィス

アメリカ南部の日本語情報は本当に少なく、なかなか新しい情報が手に入らないので、自分の旅行記としてだけでなくメンフィスガイドとしても役に立つと良いなと思いながら書きたいと思います。


◆テネシー州メンフィス(Memphis TN)

メンフィスのランドマーク、ピラミッド。


この町の名前がエジプトのメンフィスに因んでつけられていることに起因して、1991年にイベントやスポーツの試合などを行うアリーナとして本物のピラミッドの3分の2のスケールで建設されたそうです。

所有者はメンフィス市。

主な使用目的は、地元メンフィス大学のバスケットボールチーム「タイガース」の本拠地としてだったそうで(大学の…)、その後カナダからメンフィスに移ってきたNBAプロバスケットボールチーム「グリズリーズ」も加わりそれなりに運営されていたものの、その後NBAの公式ゲームのために改修が必要になり、改修するより新設のが安上がりとなってメンフィス市は新たに屋内競技場のフェデックス・フォーラム (FedExForum) を作っちゃった。

2004年に上述の2チームが本拠地をフェデックス・フォーラム に移してしまい、その後なりふり構わず借主を探したものの見つからず、2011年まで放置された状態になっていたそうです。

ここからがホントかウソか億万長者の考えることはスケールが違うね(実話です)って話なのですが、2005年にミシシッピ川で友人と3人で釣りをしていたBass Pro Shops(釣り具チェーン)のオーナーが「30ポンドのナマズを釣り上げたらピラミッドの中に店を作る!」と賭けをし、3人のうちの一人がピラミッドの近くでほんとに巨大ナマズを釣り上げたのだそうです(笑)

2011年にメンフィス市と賃貸契約が成立、数百億ドルのリニューアル工事をして、2015年にエンターテイメント施設としてオープンし今に至ります。


・・・という話はぜんぜん知らなくて、「あのピラミッドは釣り具屋らしい」と聞いてたのですが、実はこのピラミッドには宿泊施設もあって中も何だかすごいらしいと検索していてわかりました。

で、泊まってみることにしました。

◆ビッグ サイプレス ロッジ

建物に入ってすぐ右手がホテルのフロント。


ひろ~い1階部分はディズニーランドさながらのエンターテイメントショッピングスペース


ピラミッドの壁面内側の2階、3階部分にロッジ風の部屋が並び、テラスのある部屋からは1階部分が見渡せます。


ジャングルのようなショッピングゾーンには、大きなナマズ、ピラルクー、アリゲーターガーなど淡水魚が泳ぎ、



生きたワニがいて、


ピラミッドの頂点に向かうシースルーのエレベーターは滞在中乗り放題(ショッピングのお客さんも有料で利用できる)


頭の上を魚が泳ぐ(ように見える)ボウリング場に、


水族館のようなレストランに、


風変りな魚のオブジェが空を飛ぶ展望レストラン


展望レストランから見えるミシシッピ川


釣り具はもちろん、アウトドアグッズなら猟銃やボートに至るまで何でも揃い、


お土産用のキャラメルファッジや面白い瓶のホットソースなど、女性や子供むけのアイテムもいろいろあります。


ホテルは屋内施設とは思えないようなキャビン風の作りで、



部屋の中は本物のロッジのように凝っていて、


シャワーの他に家族で入れるジェットバスも付き、


細部まで手が込んでます。


ウェルカムバスケットのお菓子は全部無料です。


3階のラウンジスペースには、暖炉、バーカウンター、子供用のゲーム。
シャンデリアは鹿の角でできていて素敵です。

午前中は無料のコーヒーもあり、チェックアウトまで山のリゾートホテルにいるようなリラックスした時間を過ごせます。


展望デッキからの夕日や夜景も素敵です。




その他、スパ、アーチェリー場、実弾を使う射撃場などなど。

冬場は観光客が少ないせいか、税・サ込み一泊ひとり1万円弱からとお得になってます。
※宿泊サイトには高い部屋しか出ていない場合があるので、ホテルの予約サイトで検索した方が良いです → 予約サイト

駐車場は一泊15ドル。

ホテルからダウンタウンまでトロリー(1ドル)で行くことができるほか、半径5マイル以内のエリアへは無料の送迎を頼むこともできるそうです。→ Hotel Courtesy Vehicle

公式動画



→『Big Cypress Lodge

想像以上でびっくりしました。

※お店や観光地の名前など青字の箇所にはリンクを貼っています。ご利用ください。
週末旅行③につづく


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