【50代の生き方】聴力の衰えは、脳の衰え

🔰50代の生き方

　母の入院、介護と並行して、父の補聴器トライから購入というイベントに付き合い、これまで親の世話をサボって来たツケを一気に払った感じ😅

　父の加齢性難聴にはもう何年も前から家族は悩まされていたのですが、当の本人は日常生活にそれほど不便を感じることが無いようで、補聴器を検討して欲しいと家族が何度も何度も何度も頼んでも全く無視、、、😈

　家族にしてみれば、同じことを繰り返し3回言わないと父に伝わらず、それも正しく伝わっているのかどうか怪しい。だんだん面倒くさくなってくると、こっちも「もういいわ」と諦めてしまう。

家族4人で食卓で会話をしていても、話の内容が全部聞き取れない父は途中から会話に参加できず、だんだん口数が少なくなっていきます。これを続けていたら絶対”ボケる”！！

　母の具合が悪くなったのを機に、父が聞こえないままでは戦力にならないと半ば強引にまずは耳鼻科で聴力検査を受けさせ、先生に「補聴器必要」と言ってもらいメガネ店に直行～。レンタル補聴器のトライアルが意外にスムーズだったので、そのまま速攻で購入に至る。

　👀眼は、見えていたものが見えなくなるので、異常を感じれば眼科に行くし、メガネが必要だということにも自分自身で気づきます。

一方、

　👂耳は、少しずつ限られた音域が聞こえなくなっていくことに当人はなかなか気づかない。カチャカチャ、ガヤガヤとした生活音がだんだん聞こえなくなって生活が静かになっていく。高齢になって外出の機会や他人との接触が少なくなると、無駄な音が聞こえないことに特に不便を感じないものなんでしょうね。テレビのボリュームは大きくすれば済むことなので、、、

　耳鼻科で先生から父の「聞こえない」状態の意味することを教えていただいた時、同時に自分のことが心配になりました。。。私だってもう50代後半です。20代30代の頃より聞こえの衰えは進んでいるハズ。でも自分にはわからない。今の自分が若い頃よりどのくらい聞こえなくなっているのか、老眼鏡が3本必要になったことを考えたらそれと同じ程度に聞こえなくなっているってことじゃないですか！？😱

　そして何よりショックだったのが、耳が聞こえなくなるというのは、”脳がバカになってきた”ということだと知ったこと。耳が聞こえないんじゃなくて、脳の反応が鈍くなったってことなのね。

ゆえに、補聴器は老眼鏡とは違い『医療器具』なんですね。購入した時に「消費税はかかりません」と言われて初めて知りました！そんなこと知ってる人が世の中にどのくらいいるんでしょう？？？

☞【補聴器をつけたら「聞こえのトレーニング」を始めましょう】

☞【補聴器を使った「聞こえのトレーニング」】

　補聴器について正しく理解していない人が多いせいでしょうね。こういう「脳トレ」の解説ページがいくつもあります。自分の無知さ加減が恥ずかしいわ。

　父も当初はなかなか理解してくれず、「イヤホン」のようなものだと思っていました。家でひとりで家事をしている間は”聞こえない”不便を感じないので面倒がってつけようとせず、出かける用のある時に「さあ補聴器をつけて出かけましょう」てな感じ。。。これだと聞こえないので使わなくなってしまう人が多いのでしょう。

　実際、ほんの短期間でも、長時間補聴器をつけている日が続くと父の話声が小さくなり、補聴器を外した後も私たちの声がよく聞こえています。ところが、しばらくズルをすると途端に逆戻り、、、

リンク先のサイトにも書かれているように、トレーニングを続けるための周りの協力が不可欠だとつくづく思います。

　50代、60代と自分の身体に衰えが生じてくることに自身で気づくことができるのか、すごい不安です。。。

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