お気に入りの無塩バターの可塑性を比べてみた

🍞今日のパン

連日「無塩バター」のネタでひっぱります😅

お気に入りの発酵バター

2020年の最初のバターの記事に「値段が手ごろで美味しい」と書いて以来、私がずっとメインで使っている無塩バターがこれ。近所のスーパーの標準価格は3.99～4.99ドルくらいですが、私はだいたい3ドル以下で買ってます。

我が家の近所には、コストコもホールフーズもトレジョもありません。ゆえに、”一般的にアメリカのスーパーで売られているブランド”と、KrogerとWalmartのPBのバターをひと通り使ってみた結果これに落ち着いた、という感じで、今回のように比較してみたワケではありません💦

無添加・高脂肪率の優秀無塩バター

先日の記事を書いて、添加物なしで良さそうかも？と思った「Vital Farms」のバター。改めて見たら脂肪率85％！！

これも以前は「GRASS FED」と表示されていたので（独特な香りが苦手）あまり使ったことがなかったんですよね。。。※現行品はグラスフェッドの表示が無い。

昨日はセールで2.99ドルだった！ので比べてみることにしました。

ちなみに、雪印メグミルクのメーカー公式価格が【有塩バター200g：410円】となっていました。農業大国アメリカのバター8オンス（226g）に比べて良心的な値段だと思いません？

Vermont creameryとVital Farmsを比べてみた

＜色＞

写真によってちょっと違って見えますが、ほとんど同じくらい。

＜硬さ＞

冷蔵庫から出した直後、Vital Farmsの方はまだちょっと硬くて強く押さえないと潰れない。

20℃に1時間置いた後、Vermont creameryは可塑性が非常に良い状態。Vital Farmsも良好ですがちょっと硬め。

28℃に1時間置いた後、どちらも分離はしていない。Vermont creameryはやや柔らかくなり過ぎて可塑性ぎりぎり。溶ける寸前な感じ。Vital Farmsはまだしっかり粘性があって滑らかによく伸びる。

＜味＞

Vermont creameryは発酵バターらしい香りがあり、ナッティーなコクとやや酸味も感じます。Vital Farmsは脂肪分が多いのでやや脂っぽい食感で香りはほとんどありませんが、後味にミルク風味を感じられて嫌味がないです。

比較の結果

発酵バターのVermont creameryを、バターをたくさん使うパンに全部使うとちょっと風味が強く出過ぎるのが嫌で、これまでは”さっぱり風味の安いバター”を合わせて使っていました。が、今回の品質低下でそのバターを使うのが嫌になりました。

Vital Farmsは「無添加・高脂肪」。

セール価格ならコスパは非常に良いのでこれから使いたいですね。

可塑性の比較の結果、低温での可塑性に優れ風味の良いVermont creameryの方は主にデニッシュやクロワッサン、クッキーなどに、脂肪分が多く高温での可塑性に優れたVital Farmsの方はショートニングに物性がより近いのでパンの練りこみに、とそれぞれ使い分けの道筋がはっきりしました。

バターロール、ブリオッシュ、パネットーネなんかには両方混ぜて使おうかな。

あくまでも個人の感想です。今後も製品の状態が同じである保証はありません。比較方法や使い分け方の参考とお考えいただきますようお願いいたします。

こっそり品質が変わっていたりするので、時々はこうやって調べてみることも大事ですね。良いきっかけになりました。

パン作りのあれこれについてはこちらのリンク集で→パンやお菓子の原材料・製法・道具のまとめページ

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