盛り上がってきた！

🍔今日のアメリカ

　シカゴの民主党党大会は4日目の今日が最終日でした。盛り上がりっぷりが面白くて、結局ほとんどリアルタイムで見てしまった😂

　今日はこの方が登壇したので驚きました👀

　つい最近まで共和党の下院議員だったアダム・キンジンガーさん。チェイニー女史と二人して党内造反でトランプ糾弾の委員会の委員となりました。それは自らの支援者を裏切り下院議員の職を失うことを意味します。任期満了後の選挙には出ず、今は政治コメンテーターをされているようです。

　数か月前まで共和党の議員だったキンジンガー氏が、民主党党大会の演壇に上がって「カマラ・ハリスを大統領に」って、なっかなか凄いことじゃないですか？

　家に帰ったら『KKK』が待ち伏せしてるんじゃないかと心配になります💦大丈夫かな、、、党大会終了後にCNNのコメンテーターも「難しい決断だったと思います。あなたの信念に感服しています」と拍手してました。

　３日目、４日目は、「無党派層」や「造反共和党員」をターゲットとしたプログラムだったんでしょうね。

　当のカマラさんのスピーチは、「ミドルクラス」「全ての人にチャンスのあるアメリカ」に終始してあえて厳しいところには踏み込まない内容だったので、物足りないと感じた人も多いでしょうし批判も受けることでしょう。でも、CNNのコメンテーターが”masculine”と表現していましたが、初の女性大統領誕生への男性のネガティブな印象を払拭するために「力強く」「迫力ある」「リーダーらしい」印象を与える目的は達成できたんじゃないでしょうか。

　日本のニュースでも「中間層に訴える内容」と報じられていますが（これって単なる直訳で日本人には正しく伝わらないと思うんだけど）、今のアメリカで使われる「ミドルクラス」って、本来の意味より下の”労働者層以下も含む”ってニュアンスですよね。”経済的に余裕がない人”っていう感じ？

　若い白人の女の子たちが「カマラが大統領になるのが待ちきれない」と話すほどですから、ミシシッピやアラバマなど黒人が半数以上の州で彼女が選ばれないなんてあり得ないですけど、選ばれないのよね、、、自分が選挙権を持つ立場だったらどんなに悔しいことでしょう😭

　アメリカの選挙は「火曜日」。仕事を休まないと行けない平日に設定されてる。保守白人の経営者から「選挙に行ったらクビにする」と脅されるなんて珍しくもないことでしょう。

　今は郵便投票もできますけど、共和党州ではそのための事前登録で多くの黒人が却下される。だって、黒人に投票させたら共和党州じゃなくなっちゃうもん。結局のところ、今の時代もディープサウスでは選挙権は民主的で自由な国民の権利ではありません。「自由の国アメリカ」でもロシアや中国と何も変わらんのよ。もうそういう時代じゃない、その足掛かりになるアメリカ初の有色女性大統領誕生を願います。

　11月、カマラさんが大統領になったら、英語の先生をしてもらったハリエットさんに「おめでとう」って手紙を書くわ！！

　南部に住んだおかげでアメリカのことがよ～くわかるようになり、私の人生に大きな価値となりました。外を知ることは内を知ることでもありますから。

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