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老いを受け入れる

2023年4月17日月曜日

雑談 日本のこと

🍔今日のアメリカ 


昨年6月、空港での検疫検査や隔離措置が解除された直後に一時帰国をした我が家、それまでは熱心日米両国の入国規制を調べてここにも書いてましたけど、わが身が無事に帰国を済ませて以降は興味も無くなり、、、😅

とうとう日本もGW明けからほぼコロナ前に戻るんですね。

外国籍の方々の手続きが必要なくなって、日本国籍を持たない日本人のみなさんも数年ぶりの日本帰国を楽しみにされているようです。今年の夏休みは大勢の人が日本にやってくるでしょうね。

これこそまさに浦島太郎


数年ぶりに日本に帰って家族に会うと張り切っていたのに、いざ帰国が近づいてきたら自身の健康や帰国前の準備に追われてだんだん不安になって具合が悪くなってきた、、、と書いてるブロガーさんも。

日本にずっと住んでいる方はあまり気づかないと思いますが、自分の生まれ故郷で日本語に全く不自由が無くても、数年ぶりに外国から日本に帰るとなるといろいろわからないことがあって大変です。

故郷に帰るとはいえ「海外旅行」には違いなく、日本円はどこでどのくらい用意するべきか、SUICAやPASMOは必要か、スマホを使うには何を準備すればいいのか、免税利用に必要なことは?などなどいろいろ考えたり調べたりしないといけないことがたーくさんあって、お年を召してからの数年ぶりの帰国は本当に大変だと思います。

「いざ帰国が近づいて来たら不安になってきた、、、」って、気持ちがよくわかります。


自分も現在進行形


私は海外旅行が大好きですけど、最近は持っていくべきものが増えすぎて荷造りが大変です💦 40代頃までは「お金とパスポートと航空券さえあれば何とかなる!」と思っていましたけど、最近は老眼鏡を忘れたら何もできないし、更年期のエクエルに、疲れを残さないアミノバイタル、コレステロール、片頭痛、パニックアタックの薬、胃腸薬、酔い止め、目薬、カイロ(冷え予防)、外反母趾やひざ痛予防のテーピング、、、

以前のように勢いで出発することがだんだん出来なくなってきた、と最近は痛感しています😥

でもね、「年を取ったらできないことが増える」それを自覚するのは大事なことだと思うんです。今までは一人でできたことも、人の力を借りなければできなくなった。自分の子供にさえ気を使って遠慮してしまうような人は、他人にお願いするなんて尚更難しいんでしょうね。でもね、それって近くで見ている優しい人はかえって辛いと思うんですよ。そう思いませんか?


父が80を過ぎて車で物損事故を起こし、運転を卒業するか否か家族で話し合いました。私はすでに渡米していましたから実際の父の様子はわかりませんでしたが、私と夫は「卒業の時期が来た」と主張しました。あと数年運転を続けて、次が人身事故だったら取り返しがつきませんからね。

でもね、老人にとって長年自由に出かけることができた「足」を失う決断は相当厳しい。特に病院通いに忙しい母にとって父に頼れないのは非常に辛いこと。

でもそれが今で無かったとして、いつだったら決断できるのか、、、「身体も頭もまだちゃんと動くうちに、これから先の準備を始めた方がいい。」

しばしのやり取りの末、「卒業」という結論に達しました。(半ば私が取り上げたようなものですが)


いつかは老いる


父は免許を取ってからバスや地下鉄に乗ったことなど無かったと思いますが、敬老パスでバスに乗ってでかけることを覚え、母は病院通いを息子に頼んだりタクシーを使ってしています。早すぎも遅すぎもしない適当なタイミングだったと今は思っています。


自分もひとつひとつ諦めながら年を取っていく、私の頭の片隅には常にそういう気持ちがあります。車の運転が何より好きな夫が、自分で運転できない時がいつかやってくる。今はちょっと考えたくないですけど。まああと20年先には車が空を飛んでるかもしれないしな。

今は旅行の準備に『持ち物リスト』を使って、忘れっぽくなった頭を補うようにしています。


ジェロントロジー(老年学)を専門とする人材コンサルタントの崎山みゆき氏は
「老いの受け入れは良い傾向だと思う。自然な老化現象によって、若い頃にできていたことができなくなっていく。実際にできない状況に直面したとき、その人は大きなショックを受ける。老いを受け入れておくと『そんなものか』と受け止められ、ストレスが少なくて済む」と指摘する。

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