🍔今日のアメリカ
アメリカの友人が明日手術を受けます。長く患っていた子宮内膜症が更年期を迎えて悪化して日常生活に支障が出てきたため決断したそうです。ご主人はアメリカ人ですが、ご本人はまだ渡米して数年。たくさんの不安を抱えての決断だったことだろうと想像できます。
一時的に異国で暮らす私達は、コロナのような異常事態は本当に不安です。私も毎日とにかく必死でニュースを見たり情報を検索し、できるだけ同じような境遇の方や日本で心配する家族のために情報提供しようと思ってブログを書いていました。コロナ禍中にこのブログのアクセスが右肩上がりで増え続けたのは、日本からもアメリカからも皆さんが情報を探していたからでしょうね。
コロナもそうでしたが、同じ病気でもその治療方針や薬は国が違うと随分違います。私もアメリカに来るまでこんなに違うとは思ってもみませんでした。
このブログでも更年期障害、便秘薬、鎮痛剤について過去記事で詳しく解説してますが、どれも日本とアメリカでは違います。風邪薬も日本とは考え方も薬の成分もかなり違うので、私も未だに日本で飲み慣れた市販薬を使っています。
そんな環境の中で手術を決断するなんて本当に勇気がいったでしょうね。でも子宮内膜症の治療後に生活の質がずっと向上した人をたくさん知っているので、きっと彼女も元気になって良い決断をしたと思うことでしょう。
妊娠回数の減少と子宮疾患の増加
私は女性の多い職場で働いていた事が多いせいか、子宮内膜症や子宮筋腫になった若い女性をたくさん知っています。妊娠年齢が高くなったことや妊娠回数が減少した事と関連があると書かれたものをいくつか読んだことがあります。本来は妊娠によって生理が止まりホルモンバランスが変化することが女性の身体には必要なのでしょうね。
生理痛がひどいとか異常があって仕事を休む女の子には、早めの婦人科受診を強く勧めるのですが、若い女の子にはなかなかハードルが高いみたいで本当に耐えられなくなるまで我慢する子が多くて、、、
日本は女医さんが少ない
アメリカに来て気づいたのですが、ファミリードクターも婦人科のドクターも歯医者さんも私の担当医は女医さんです。
ロシアの婦人科も女医さんでした。
直近の健康診断の時は担当の女医さんが産休中で男性医師が担当でしたが、「女医が産休中なので乳がんの触診検査は出来ません。産休明けに改めて予約を入れてください」と言われました。日本では男性医師がオッパイの触診をしますけど、アメリカではしないんですね!
私はあまり気にする方ではありませんが、特に婦人科はできれば女医さんの方がいいですよね。
私も若い頃から何度も婦人科にお世話になっています。引っ越しが多いのでたくさんの病院に行きましたが、残念ながら日本では一度も女医さんに当たったことがありません。
婦人科の検査は、相当図太い私でさえ若干の羞恥心を否めません、、、
若い女の子たちが積極的に行きたくない気持ちはとてもよくわかります。
乳がん、子宮がん、子宮内膜症などなど、早めの検診を妨げている大きな要因だろうなと思うんですよね~
婦人科検診やワクチン接種を検討してください
婦人科系の病気は遺伝要素が大きいと聞きます。私も祖母、母、叔母など家系に婦人科疾患を患った人がいますから、35歳からは欠かさず年一回の乳がんと子宮頸がんの検査を受けてきました。アメリカに来てからも、最低でも2年に一回はそれぞれの検査を受けています。
日本でも今は子宮頸がんワクチンを接種する機会がありますが、私たちは受けていません。アメリカでは男女とも11~12歳の「ヒトパピローマウイルス(HPV)」ワクチン接種が推奨されています。男性もこのウイルスが原因で陰茎がんや中咽頭がんになるからだそうです。
HPVワクチンもアメリカでは保険適用で無料で受けられるので「私も!」と思ったのですけど、、、対象上限が45歳まででした😥
なので、私は「pap smear(パップスメア)」とか「pap test」と呼ばれる子宮頸がんの検査をこの先おばあちゃんになっても(祖母は80過ぎてから子宮頸がんと診断された)受け続けます。
数日前のちょっと嬉しいニュースです。
子宮頸がんは子宮下部の筒状の部分にでき、ほとんどがヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因だ。国立がん研究センターによると19年の新たな患者は約1万1千人で、5年後の生存率は約8割だ。30〜40歳代で患う人が多く、患者は増える傾向にある。
早く見つかれば治るんですから、みんなちゃんと検査を受けてね。
読んでいただきありがとうございました。最後にブログトップの応援ボタンを押してくださると嬉しいです。お互い良い一日になりますように(^^♪
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