今日は健康診断を受けてきました。
本来は4月19日の予約だったのですけど、引っ越しと時差ボケの肉体的な疲労に加えて母の緊急手術入院という心配のダブルストレスで、元々人並以下の体力しか持たない私は体調を崩しかけていました。そのため夫が気を遣って予定を変更してくれて、今日やっと受けてきました。GW中だったので、健診センターもいつもより空いていたような気がします。
海外駐在は、帰国前後に健康診断があります。これは法律で決まっているんだそうです。
海外赴任者向けの健康診断としては、労働安全衛生規則の第45条の2に「海外派遣労働者の健康診断」の実施義務が規定されています。6ヵ月以上派遣される従業員に対して、赴任前と帰国時の実施が義務となっています。
帰国後2か月以内に受診してください、だそうです。
バリウム検査って海外でもやってるの?
日本の健康診断では通常項目のひとつですよね。私も”涙目”になりながら頑張ったこと数知れず。。。
この投稿を書くに当たってちょっとググってみましたが、アメリカのバリウムは日本のものよりずっと美味しいとか、口の周りが真っ白にならないように太いストローで飲む、とかいう投稿をいくつか見つけました。でも、どれもあまり最近のものでは無かったので、もうアメリカでは一般的にやってないんじゃないでしょうか。
ゲップを我慢するのは苦しいし、一口ずつゆっくり飲めと言われるバリウムは気持ち悪いし、台の上でグルグルかき回され、終わると口は真っ白。下剤を貰ってお腹痛くしながら出す白い💩はトイレに詰まって流れない。
何一つ嬉しくない検査にも関わらず、実はガンなどが発見される確率は高くないと最近では知られてきてますよね。
そういうモヤモヤした気分で受けるバリウム検査は、さらにしんどい。。。
医師は受けないバリウム検査
こんな記事読んだら、ほんとアホらしくなってきた。
「胃カメラのがん発見率は1000倍高い」ですって。。。
これまで検診において胃透視検査が内視鏡検査よりも優先されてきた理由は、胃透視の方が手軽にできて(バスによる巡回検診も可能)、かかる費用が安く、検査時間が短く、検査を行う人手も多いため(胃透視は放射線技師が主に施行、内視鏡は医師のみ)、より多くの受診者を検査することができたからです。しかし、胃透視検査では少量ではあるものの放射線被ばくがあります。また、稀ですがバリウムの誤嚥による肺炎や、バリウムがなかなか排便されない場合に腸閉塞が起こることがあります。日本対がん協会が2010年に行った胃がん検診のデータによると、受診者243万1,647人のうち精密検査が必要と判定された方は20万7,877人(8.5%)で、このうち実際に精密検査(内視鏡)を受けた方は15万4,167人(77.4%)、“がん”が発見された方は2,683人(0.11%)という結果でした。これは見方を変えると15万人以上の方が2つの検査を受けるという二度手間をかけて、実際に“がん”が見つかったのは精密検査を受けた方の2%弱という極めて効率の悪い結果と受け取れます。
バリウム検査も、アレルギーがあるとか気分が悪くなったことがあると言うと断れます。私もパスしたことあります。今回は夫の会社の義務検査だったので我慢して受けたけど。
胃カメラ(内視鏡検査)の方が嫌だという人もいますね、ノドが痛いし嘔吐感が辛いらしいです(私はやったことない)。でも最近は鼻から入れる細い経鼻内視鏡も増えたし、病院によっては緩い麻酔を使ってくれるところもあると聞きます。
痛いの大嫌いなアメリカ人がそんな辛い検査を我慢して内視鏡検査を受けるとは到底思えないので、全然痛くないように局所麻酔がデフォルトなんでしょう。
日本の病院はアメリカに比べて患者に我慢を強要しますね。日本人は我慢強いから。できるだけリスクの高い薬や麻酔を使わないという方針なのでしょうけれど、検査や治療自体が苦痛でストレスなのも良いことだとは思えない。アメリカの医療を経験してそう思うようになりました。
でも社会性の違いもあるのかな。日本では100例成功しても1例の失敗を責められる。アメリカは100例成功したら1例の失敗は無視される。
でも、日本は胃がんの罹患率が世界一なんだから、もっと楽に内視鏡検査を受けられるようにすればいいと思うんだけどな。
0 件のコメント:
コメントを投稿