🍞今日のパン
ネットでアメリカの小麦粉について検索すると、だいたいこれがトップに出てくるみたいです。在米の皆さんにご愛読いただいてて責任を感じます。
アメリカにも増えてきた「最強力粉」
日本には「高級食パン用粉」などと謳った『最強力粉』がありますが、アメリカでは一般的にスーパーなどでは「最強力粉」を市販していません。
が、最近は「高加水で穴ぼこだらけのサワードウブレッド」や「もっちもちのナポリピザ」を焼くホームベイカーが増えたせいでしょうね、レシピに『High Gluten Flour / Strong Flour / Manitoba Flour(最強力粉)』などの文字を見かけることが増えました。
小麦粉の違いはタンパク質量の違いではありません
「徹底解説」のページにもうるさく書いていますが、小麦粉の種類や分類方法は国によって全く違います。
日本では「強力粉と薄力粉の違いはタンパク質の量の違い」とザックリ説明されますが、これは間違いです。
もともとの小麦の性質が違います。
そのため、例え小麦粉の袋に記載されているタンパク質量(≒グルテン量)の数値が同じでも、置き換えて同じパンができるわけではありません!!
グルテンの質、デンプンの質、吸水力、粒度、灰分などなど、それらが違えば製パン性もパンの味も大きく変わってきます。
海外では日本のレシピ通りにはできません!
日本のレシピの「強力粉」を「Bread Flour」に置き換えてホームベーカリーでパンを作ったら、全然膨らまなかった~😭
というような体験談は山ほどあるし、「何を間違ったのだだろうか???」と思って私のブログに辿り着く人もとても多いんじゃないかと思います。
パン作り上級者やプロは、小麦粉を変えたら吸水やミキシングの加減を注意深く調整します。
でも、生地作りはホームベーカリーまかせ、という人はその違いに気づきません。
パン作り初心者さんは、レシピ通りにできなかった時に、何を間違えたのか何が原因だったのか、パン作りの複雑さゆえに途方に暮れます。。。
お気に入りのレシピを見つけたら、原材料、特に小麦粉は全く同じものを使ってください。
欧州など水の硬度の高い地域の方は水にも注意してください。
海外で日本のパンを作りたいと思ったら、同じ地域でレシピを提供している方から教えてもらうのが最も近道です。
私のレシピは自分の覚書という趣旨なのであんまり親切じゃなくて申し訳ないですが、小麦粉については分かり易く示すようにしています。利用してくださっている方からは「材料が同じなのでちゃんと作れる」と言っていただいてます。
その他小麦粉関連の投稿は【カテゴリー:アメリカの小麦粉】から!
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