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ジョブホッピングとかパラレルワークとか、、、

2023年2月8日水曜日

雑談

最近、日経新聞に出ていた記事を読んでびっくりした。日経さん、これ本気で書いてるんでしょうか、、、!?


多くの転職を経た人は英語で「ジョブホッパー」と呼ばれる。最高の居場所を求めて8〜12もの会社で経験を積んだ4人の方々を招き、優れた会社の条件や、会社と社員の関係のあり方を語ってもらった。


私、転職を悪いことだとは思っていません。過去にもアメリカの転職事情や働き方と日本の違いについて書きました。

ただ、日本ではまだまだ少数派だし、時と場合によってはキャリア形成にマイナスになることもあります。

上の日経の記事では「Job Hopper」って良いことみたいに取れますけど、海外でも決して全面的に肯定されてるわけではありません。

Job hopping is a red flag for recruiters – it’s just more overlooked during a hiring crisis. When the job market tightens, that’s when companies can be really picky again. A resume showing too much movement may be quickly eliminated from the applicant pool; the candidate may have a harder time finding new employment.” 

まだまだ厳しい日本の転職環境


以前の投稿で「アメリカではジョブトレーニングは行いません」と書きました。転職しながらキャリア形成をしたい人は、自ら積極的に技術・知識・経験を増やしていいかねばなりません。スキルを高めれば、より良い環境を選択することもできる。

一方、会社が手取り足取り教えてくれる日本で終身雇用に疑問を感じず新卒から何となく働いてきた人は、その会社でしか通用しないスキルしか持っていないことが多いです。同じ仕事でも会社によってやり方が驚くほど違います。

そういう人が安易に転職すると、今の日本ではまだ「茨の道」を歩むことになる方が多いでしょう。だって、社内のほとんどの人は終身雇用で、”あうんの呼吸”で回ってますから。外様には厳しい環境ですよ。

さらに、終身雇用を前提に退職金や年金の仕組みが作られている日本の大手企業を中途退社すると、退職金でかなりのデメリットを食います。ある意味”身軽”になっちゃって、我慢が効かなくなるので「辞め癖」の付いてしまった人をたくさん知ってます。。。

転職には強い精神力も必要です。


”ジョブホッパー”には騙されがち


冒頭のジョブホッパー。現在の年齢が40代半ばと仮定したら、20年ほどのキャリアで10社!せいぜいひとつの会社に2~3年ほどしか所属していないことになります。

私自身、転職者の多い会社で働いたことがあるのでよく知ってます。職務経歴書にズラ~っとそれなりの会社の名前が書いてあり、当人は面接慣れしているので至って受けがいい。英語なんかが出来ようものなら、つい騙されちゃう😉

でもねー、20代の頃からひとつの会社で数年のキャリアしか無いって、実は何もできないってことです


親切な日本の会社では、中途でも1年目は新入社員並みに扱ってくれます。「できなくてもしょうがない、初めてだもんね~」ってな感じ。

2年目ともなれば誰かのサポートくらいならできるし、プロジェクトひとつ任されるほどには自立してなくてもまあ許される。

3年目、中途のいる会社ではもう中堅扱いです。キャリア採用なんですから一人でバリバリ&マネジメントもやってもらわねば。

、、、でもそんな経験したことないのでどうしていいかわからない。新卒で入った会社と違って同期も先輩も元上司もいないから相談できる人も愚痴をこぼす相手もいない。丸投げされて手に負えず、追い立てられたり叱責されたりするとストレスに耐えられなくて、逃げ道を探し始める。

結局、また辞めます。


それ、職務経歴書見ればわかるじゃないですか!でもね~、中途採用希望者にはそういう人が多くて採用されちゃうんですよね~。

だから、”ジョブホッピングはレッドフラッグ”なのでしょう。


大きく変わる日本の働き方


20代なら、就職して頑張ってはみたもののその仕事を好きになれそうにない

30代なら、10年以上の経験を積んだし環境を変えてキャリアアップしたい

40代なら、プロフェッショナルとしてのスキルとマネジメント経験を活かして活躍してみたい

50代なら、人生折り返し地点でセカンドキャリアを考えて早期退職&もう一花咲かせるぞ


こういう動機で良い転職先が見つかったなら、きっと茨の道も乗り越えられるし新しい職場で新たなキャリアを築くこともできるでしょうね。

ポジティブに人生の転機となるような転職環境が成熟していけばいいなと思います。


一方、仕事の種類によっては「頭数だけ揃えばいい」ってこともあるので、アメリカのようなノマド型雇用が日本でも今後増えるのかもしれません。

終身雇用世代と、ジョブホッピングもノマドワークもパラレルワークも有りのミレニアム&Z世代が同じ職場に居合わせるこの先、どちらにとっても理解不能で大変でしょうねぇ。

読んでいただきありがとうございました。最後にブログトップの応援ボタンを押してくださると嬉しいです。お互い良い一日になりますように(^^♪
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