ある意味”異国のような”ミシシッピ州

🍔今日のアメリカ

今回のサンフランシスコ＆シアトルの旅は、普段暮らしているアメリカとはあまりにも違いすぎて、なんだか海外旅行をしているような気分でした。”テレビなどで目にするイメージ通りのアメリカに行ってきた”、そんな感じ。

我々の旅行中にもサンフランシスコのワクチン接種率はさらに上がり、12歳以上の人口あたりの完全接種率が69％！　1回目だけならなんと79％ですって！！！

旅行記にも書きましたけど、それでも町を歩く人たちはみんなみーんなマスクをしてました。日本人と同じくもうマスクに慣れちゃった、そんな感じさえしました。

一方のミシシッピ。

帰ってきた直後はまだ全人口あたりのワクチン完全接種率27％代だったけど、ようやく28％になった。

ちなみに、サンフランシスコのあるカリフォルニア州は45％。

この表を見たい方はこちらで　⇒　ワクチン接種率ワースト１は、、、

30％以下なのってこの２州だけだもんね～

アトランタからの帰りにアラバマ州で立ち寄った、超巨大ガソリンスタンド『バッキーズ』

遅い時間だったので人は少なかったですけど、店内のお客はだ～れもマスクをしてませんでした。。。

セルフのコーヒースタンドの前には、選り取りみどりで入れられるコンディメントバー（ミルクやチョコレートなどのトッピング）が、何事も無いかのように普通に使い放題で、驚きを通り越して怖かったわ。。。

カルチャーギャップに打ちのめされた。

帰って来た日に、ミシシッピの州知事さんがCNNの「ワクチン接種率の低さをどう思っているか」というインタビューにこう答えていました。

「州政府としては、全州民がワクチンにアクセスできる環境を整えるべく努めている。ワクチンを接種するかしないかはあくまでも個人の判断。」

積極的にワクチンの接種を促す気が無いのです。。。

これもアメリカの一面、と当初少し思ったのですけど、でもね、やっぱりオカシイと今は思う！

「ワクチンを打ちたくない、それで感染してもいい」と思っている人はそれでいいかもしれませんけど、隣同士に席を並べて仕事をする人たちやそういう人を接客しなければならない人たちはずっと安全が保障されない！

公衆衛生の観点から見たら、やっぱり共和党の考え方って自分勝手ですよね！！！

ミシシッピは貧困率が高いので、正しい情報を得られなかったり自分で判断できない人が多い。古い共和党カルチャーの南部各州は、アメリカらしからぬ”村社会”でもあり、コミュニティや教会の👀が気になってワクチンを打ちたくても打てない人もいるんじゃないかとも想像します。

そういう人たちを啓蒙するのがお役人の仕事でしょう？

共和党州は、州民にワクチンを勧めるとバイデン大統領の公約（７月４日までに集団免疫達成）を後押しすることになるので、やりたくないワケ。

世界中がこんなになっているのに、優先順位はそこかいっ！って思うと哀しいわ。

ミシシッピ州の保健局長さんが「この状態ではミシシッピが集団免疫に達するのは来年になるだろう。。。」って。この方は保健衛生の専門家なので、早くみんなに打ってもらいたいと思ってるのよね。

そんなミシシッピ州に、本日付で領事館からお達しが。。。

《重要》当館管轄のケンタッキー州、ミシシッピ州、ルイジアナ州を含む米国５州から日本への入国について（新型コロナウィルス変異株（デルタ（インド）株）B.1.617の指定国・地域への追加指定）

本指定により、日本時間の６月１４日（月）午前０時から、日本人を含むケンタッキー州、ミシシッピ州、ルイジアナ州からの入国者については、既存の措置（措置内容は下記本文に記載）に加え、検疫所長が指定する場所において３日間の待機が求められます。

●日本到着日の翌日から３日目に検査を行い、陰性の場合は、入国後１４日間の残りの期間（１１日間）を自宅等で待機することになります。

１　既存の措置

・出国前７２時間以内の新型コロナウイルス陰性証明の取得及び提示

・本邦到着時、空港検疫での検査

・１４日間の自宅等での待機、公共交通機関の不使用

・１４日間待機、位置情報の保存・提示、接触確認アプリの導入などについての誓約書の提出

・１４日間の健康フォローアップのための質問票の提出

ブヒ🐷

出国前、到着時、3日後、計3回検査を受けなくちゃならなくて、そのうち1回でもどっかで引っ掛ったら大変！と思ったら、検査の度にパニック発作を起こしそうだわ。。。