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アメリカの二極化と個人主義

2021年2月22日月曜日

アメリカ社会

毎朝、New York Timesのメール配信でニュースダイジェストに目を通します。
日中はだいたいCNNを付けっ放し。

ニュース英語が全部理解できるわけではありませんけど、ビッグニュースは映像でもわかります。CNNは一日中ニュースだけをやっています。異国の地で情報難民にならないための自衛手段です。

でも、どちらも”民主党寄り”と感じます。

そのため、気になるニュースについては、最も公平だと言われるAP通信も読んで、二極化が顕著なアメリカ人と同じにならないように気を付けています。



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アメリカのメディアは政治的偏向性が強い。


特に共和党の人たちはFOXニュースしか見ないんだと思います。
極端に共和党に偏ったメディアです。


CNNを見ていると、時々「FOXニュースでこんなこと言ってた。アホらしい。。。」といった批判のコメントと同時にFOXの映像が流れます。

FOXはFOXで「CNNがこんなこと言ってた。くだらない。。。」とやってます。

日本の大手メディアがやったら怒られるよね。

公共メディアがあからさまに片側に肩入れしているので、視聴者は自分が聞きたい情報を選択します。さらにSNSを通じて、誇張されたり時には誤った情報を大量に浴びて思考がコントロールされていく。。。アメリカの二極化にはこのメディアが大きく影響していると最近強く感じます。

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こんな記事がありました。一部抜粋します。



アメリカ人の話をしていて感じることは、根本的に価値観が違う者どうしで議論をする場合、お互いが一つの答えで同意しあえるということはないということである。根拠が正しいかどうかも同じ価値観のもとで通じる話であって、例えばある人に聞かれたのは、「日本はどうして自分の国の米しか食べないのか、もっと他国に安い米があるのだからそれを食べればいいではないか」と言うのである。「日本の米が一番おいしいから、おいしいものを食べるのは当然だ」と言うと、「同じ米に違いは無い」と言い返してくる。どちらが正しいというわけではない、考え方自体が違うのだ。

よくアメリカは個人主義だという。私は個人主義には二種類あると思う。1つはエゴイズムである。とにかく「自分」という個人が重視される。そのような社会では自助努力により強いものだけが勝ち残る。すべてが自己責任に任せられ、競争に敗れたものは奈落の底に落ちていく。アメリカにはこれを強く感じた。

以前に書いた「アダムとイブ」の話もそう。
妥協点が無く議論が噛み合わない。
話し合いで解決策を見つけることはできないので、言いたいことを腹いっぱい言い合ったら(個人主義)、あとは多数決で決める(民主主義)。

で、負けた方は従うかと言えば、”負けを認めることは神に見放されること”。都合の良い言い訳を考えだすか、他人のせいにして自分が負けたんじゃないと言い張る。

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🔗「あなたやあなたの家族にために、誰も何も、何かしてやる義理などない。」


今回の大寒波災害の中で、こんな事↑を言っちゃった市長がいるそうです(辞任した)。これに似たようなこと、コロナの時も書きました。

偏った考え方の人はどこの世界にもいますけど、決して少なくない数のアメリカ人の本音であろうことは、(下の関連投稿にいくつも引用しているように)アメリカにも日本にも同様の記事があることを見れば自明です。

哀しいかなアメリカの個人主義は、利己的で卑しく聞こえます。。。

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