🍔今日のアメリカ
サバンナ観光は見どころ満載で前回もすごく楽しくて、全部見切れなかったと思いを残していました。
2日間で思い残しの無いよう見て回るのが今回の最大の目的です。(何回も来たいくらい大好き!)
サバンナには『TELFAIR』という財団?が運営するミュージアムが3つあります。そのひとつがここ。11時過ぎに行ったらもうこんなに人がいました。ここは15分おきのガイドツアーなので、先着順でツアーの予約を取らなければなりません。
このチケットは3館共通です。予約を取った後はツアーの時間に戻ってくれば良い。
奴隷貿易で栄えたサバンナのまさに『光と影』をこの豪邸で見ることができます。(ガイドツアーは英語のみ。私のレベルでは理解度30%ってとこでしょうか、、、😩)
見てください、これ。家の中に”橋”が渡ってます。見せびらかすのが目的なんでしょうね。
このミュージアムのテーマは二つ。当時の富裕層の豪華な暮らしぶりや調度品を文化財として保存しメンテナンスすることと、黒人奴隷の歴史遺産を遺すこと。
前回の旅行記に書いたようにサバンナにはイギリス植民地時代の影響が多くみられます。ここの中庭も美しいブリティッシュガーデンです。
使用人の黒人奴隷たちが使用していた場所はガラリと様相が変わります。一つの部屋に粗末なベッドとテーブルを置いて10人くらいで過ごしていたそう。
天井のこの青色は「ガラ人」の魔除けの意味があるそうです。
ここは使用人の作業場。このお屋敷の上と下ではこんなに違うんだよ、ということを見せてくれるツアーなのですが、アラバマやミシシッピで綿花栽培をしていた黒人奴隷よりずっとマシな暮らしだよな、と思いながら聞いていました。
これ↓何かわかります?
『ダウントン・アビー』を見てた人ならわかりますよね!
上の人たちが使用人に用がある時に鳴らすベルです。
アメリカのディープサウス、ルイジアナ、アラバマ、ミシシッピ、テネシーあたりには”プランテーションハウス”と呼ばれる豪華な邸宅が今も保存されていて、美しいお庭や建物を見学できます。レストランなどに改装されているところもあります。当時の生活を再現して黒人サーバントが給仕をしてくるイベントなどもあると聞いたこともあります。
が、今もその近くに暮らす奴隷の子孫(まだ孫くらいですからね)の人たちがそれをどう思っているかと想像するととても興味本位で行ってみる気持ちにはならなくて、、、ミシシッピに4年半暮らして今回初めて見学しました。
ものすごく気になったのはやっぱり「オーブン」。こういうオーブンの方が美味しいパンが焼けるのよね😉
2か所目はここ。真新しいピカピカの美術館です。
大したものは食べれませんが明るい吹き抜けのカフェもあります。
この美術館の基本的なコンセプトは「チルドレンミュージアム」。展示物は子供用というわけではありませんが、子供たちが美術に親しみ学ぶ施設として作られています。日本ではこういうの見たことないですけど、すごく楽しいです。
館内あちこちにモーションキャプチャー(富士フィルム)がついていて、自分たちの動きに合わせていろいろな仕掛けが動きます。
絵画に書かれた木や花が大きくなって咲いたり、鳥や蝶が飛び立ったり。床に書かれた池の魚が泳ぎまわったり。
子供たちがとても楽しそうでした。
9時から5時まで美術館で働く人々がキュレーターとなって集めたお気に入りの絵を解説するコーナーも面白くて、時間があったら一日見ていられました。
Telfair Museumの3つめ、ここが一番美術館らしい作りになっていますが、ここも豪華な邸宅の保存と所蔵美術の展示という二つの目的を兼ねた施設です。
最後に自宅として住んでいた女性はものすごいお金持ちのお嬢さんで、「フィランソロピスト」という肩書がついていましたから美術品の収集や慈善事業にお金を使って生きていた人ということなんでしょうね。
お城と言っても良いくらいの大きさです。
中は改装されていますが、部屋の隅に暖炉跡が残されているのを見ると実際に居間や客間として使われていたと何となく想像できます。
このお宅や先のトーマスハウスで実際に使用されていたガラス食器が二つ目の美術館に展示してあります。使用人たちはどんなに注意してそれらを扱っていたことでしょうね。
これは墓地に置かれていた少女の像です。両手のお皿にはお水や鳥の餌をのせるバードフィーダーです。
あとで、空港のお土産屋さんでこの少女の像が表紙になった本をみつけました。サバンナで実際に起こった事件を題材にした物語で映画にもなっているそうです。
3つめのアカデミーはさておき、他の2つは行く価値あり。私たちが2つめのチルドレンミュージアムを見終わった頃には受付に「本日のトーマスハウスの見学予約受付は終了しました」と案内が出ていました。どこから回っても良いのですが、最初にトーマスハウスに行って予約を取るのが賢明です。
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