🍔今日のアメリカ
昨日の投稿を書いている途中で「キャンプをしてる黒人ってあんまり見たことないかも?」と気づいてしまった💦
で、ちょっと調べてみたら、やっぱり理由がありました。。。
いきなり検索で見つけたのがコレでちょっとショック😥 まだほんの最近、2019年の記事です。
リチャードソン夫妻は2歳の飼い犬と一緒にピクニックをするため家を出た。ミシシッピ州スタークビル近郊のオクティベハ湖に向かった。夫婦が到着してから数分後、黄色いTシャツを着た女性スタッフがトラックから現れた。彼女の右手には銃が握られており、その引き金には指がかけられていた。女性は自らをキャンプ場のマネージャーだと名乗り、リチャードソン夫妻に出て行くよう命じた。
黒人がキャンプに行かない(行けない)理由
この👇記事(2021年改訂)を読んだら悲しくなってしまった。。。
ライターの女性は黒人ですが、白人のご両親の元でアメリカ北西部で育ったため、ご両親の元にいた子供時代には”白人領域”に参加することができたのだそうです。
非常に重い内容です。全部読んでもらいたいです。一部を抜粋意訳させてもらいますね。
白人であれば、昔から簡単にキャンプ場を借りることができます。手続きは、簡単な申し込み、一括払い、車の登録、そして到着したらキャンプ場の管理人に丁寧に挨拶をする、だけです。例えば、湖でカヌーを借りることは、白人の家族にとっては簡単なことかもしれないが、黒人の家族にとっては、サービスを拒否されたり、同じ体験でも値段を上げられたりする可能性がありました。キャンプ場や国立公園などのアウトドア施設は、黒人の利用には制限を設ける一方で、白人の要望には喜んで応えてきました。「私たち(白人)の多くは、エスニックやマイノリティが引き起こす問題から逃れるために公園を利用しています。どうか、公園の利用規則を変更する(誰でも制限なく利用できるようにする)ことで私たちのオアシスを破壊しないでください。」キャンプ場に黒人がいることを白人が脅威と感じる理由は容易に理解できます。人種差別的な信念はもちろんのこと、富の認識にも関係しています。黒人の繁栄は白人の不安を駆り立てます。白人の豊かさを示すレジャーであるキャンプも例外ではありません。黒人はキャンプやアウトドアが嫌いなのではなく、人種差別や虐待が嫌いなのです。蚊が嫌いだから、暖房の効いた部屋が必要だから、焚き火が嫌いだからキャンプに行かないのではなく、この業界に歓迎されていないからキャンプに行かないのです。黒人は自然の中に入って、キャンプファイヤーのそばで体を伸ばし、スモアを作って楽しむ資格があります。しかし、黒人がキャンプ場に歓迎されるためには、現在のアウトドア文化に残る過去の不平等を白人が認識する必要があります。
公園利用に差別があるなんて、、、
改めて、自分が差別意識に疎い日本人だと気づかされました。
先日行った「タンヒル・アイアンワークス・ヒストリカル・ステートパーク」は、元製鉄所。南北戦争時代には武器製造を担ったことを考えれば、南部白人にとって誇るべき場所です。白人率99%、トランピーさんがいっぱいだったのも合点がいきます。
我が家は週末にミシシッピの州立公園に時々でかけます。
黒人家族が遊んでいるのを見かけることもあります。
でも言われてみれば確かに、、、 公園によってはそうかもしれません。
狩猟区併設の公園では、 狩猟シーズンには遠くに銃声が聞こえます。こんなところに来たいと思う黒人はいないでしょうね。。。「 間違って林の中で遭遇したら撃たれる」と不安でしょう。
あー、考えたこと無かった😟
想像力が足りなかったわ。
黒人さんたちが日曜に熱心に教会に通うのも、 それ以外の場所に行くことが許されなかったからなのでしょう。 遊びに行って良いところが無かった(無い)のですね。
アメリカ国立公園の危機
アメリカはこの事態を改善しようと努力しているようです。
なぜなら、『米国国勢調査局は、2044年までに有色人種がアメリカで過半数を占めると予測している』ため、有色人種に嫌われたままだと来園者が減り続け、国立公園として維持し続けることができなくなるから。
でも、、、
犬の散歩に入っただけで銃を向けられるような現状で、白人と黒人が公園内でともにキャンプ場を共有するなんて想像できません。
子供たちが自由に公園を楽しむこともできないなんて!
こんなところにも人種差別があるとは、これまで全く気づきませんでした。。。ほんと、ショックだわ🥺
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アラバマ州で生まれた白人のお嬢様「ヘレンケラー」は人種差別に反対していた!
その話はこちら ☞ 『日本人の知らない本当のヘレンケラー物語』
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