🍔今日のアメリカ
友人が「インフルエンザはそんなに次々変異型が生まれないのに、コロナはなんですぐ変異するんでしょうね?」と言ってました。
そうですね。
ウイルスはヒトからヒトに感染を広げるなかで少しずつ変異を起こしていきます。変異ウイルスは増殖するときのコピーミスで出現しますので、コピーする回数を減らせば、変異する機会を減らすことになります。すなわち、感染拡大を抑制することが大切であり、感染対策の重要性はさらに増しているといえます。
ワクチンには変異株抑制効果もある
オミクロン株が南アフリカで発生したのは、HIV患者が多いからだそうです。
免疫不全で抵抗力が弱いので感染が広がりやすく、また、特効薬の無い今は罹患している期間が長い。
遺伝子をコピーするチャンスがいっぱいある!
風邪やインフルエンザは自然治癒でも1週間ほどで良くなりますし、処方薬を飲めば数日で完治します。
一方、新型コロナは罹患期間が長く、治療薬も無い。
多くの人が自然免疫に任せて長引かせると、変異のチャンスを増やすことになる。
「ワクチンを打て」と専門家が口うるさく言うのは、変異の連鎖を止めるためでもあるんですね。
CDCのジレンマ
オミクロン株はデルタ株に比べて症状はずっとマイルドだと言われてます。
でも、それをあまりアピールすると、「風邪程度ならワクチンなんか必要ない」と思われて、ますますワクチン接種が進まなくなる。。。
新株登場で接種率アップのチャンスか!と思いましたけど、たぶんダメだね。
結局のところ、アメリカはもうこれ以上新たにワクチンを接種する人は増えないでしょう。これまでに打った人が追加で受けるだけ。
それじゃあ『変異』は止まらない。
いずれワクチン耐性の強い変異株が出てくることも有り得ます。
アメリカに暮らす我々は、もう諦めて自分のため”だけ”にワクチンを接種して身を守るのみ。
でもね、日本で頑張ってる人たちにしたら、「自分たちはこんなに頑張って感染コントロールしてるのに、他の国もマジメにやってくれ!💢」って思いますよね。
ホント、アメリカ人だって半分以上はそう思ってるんですよ。。。英会話の先生が「どうしてみんなこうも自分勝手なのかしら。自由とか権利ってそういうことじゃない。」と毎回怒ってます。
残念ながら、「この先まだ何年もコロナは続く」というのが正しい見方なのかもしれませんね。(ハズレて欲しいけど)
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