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一時帰国2023 オリンピックとコロナ後の日本

2023年12月20日水曜日

一時帰国 日本のこと


一年半前の2022年6月の一時帰国の時は、入国時のコロナ陰性証明が撤廃された直後でした。在外邦人は帰国のハードルが下がったものの、まだ日本国籍を持たない家族も外国人も入国制限が残っていました。それゆえ空港内は閑散とし、オリンピックからのインバウンド需要を見込んで開発した観光地や商業施設にも賑わいは無く、タクシーもあまり見かけませんでした。

実際には2020オリンピックをターゲットに様々な開発が行われ、私たちの前回の一時帰国時にはすでにいろいろ大きく変わっていたのでしょう。当時はまだ人の動きがあまりにも少なかったので、私たちもあまり気づかなかったんだと思います。

今回の一時帰国で、ひしひしと”浦島太郎”になったと感じました。もう何年も日本に帰国していない在外邦人の方は帰国の前に心の準備が必要かも、、、です😅

コロナ感染症5類以降後


首都圏でマスクをしている人は1/3からもっと少ないくらいだったでしょうか、、、友人たちは「それでもインフルエンザの流行で一時期よりマスクの人が増えたよ」と言ってました。

職種によってはリモートワークが定着し、私の友人も「週に一回しか出社しない」と言ってました。一方、製造業関係は「もう毎日普通に通勤してる」そうです。また、日本でも「通勤に戻るのが嫌で転職」という例も珍しくなくなったそうな。。。

物価は確実に上昇中


「相変わらず物価が安い」と何回も書いてますし、私たちから見たら今でも十分”激安”ですけど、実際には物価上昇率スゴイみたい。もう卵は100円台では買えないそうです😂 実家の近所に有名なベーカリーがあるんですけど、家族が「行く度に値上がりしてるから買わなくなった」と言ってました。私には十分”お買い得”ですけどね😆 でもガソリンはレギュラー170円でビックリした。

何でも安い日本で、さすがの私もちょっと引いたのが日本の果物。。。


イチゴっていつからこんな高級品になったの???? SNSで来日外国人が「日本は果物が高い」とよく言ってますけど、確かにびっくりです。


羽田空港の出国エリアに『Japan Fruits』と看板を出したポップアップストアがありました。


日本の自慢の果物や加工品(干し柿など)が並んでました。


どんなに美味しいか知りませんけど、6個5000円のリンゴを買う外国人がいるとは思えない、、、ちょっとズレてる💦

インバウンドの弊害


人件費の高騰と外国人観光客の激増でホテルの宿泊代の値上がりがすごく、「日本人は泊まれない」と友人たちが口を揃えて嘆いていました。


前回の一時帰国で大浴場付きのホテルに泊まりました。在外邦人には大きいお風呂にゆったり浸かれるホテルは大変魅力的です。三井ガーデンホテルは立地も良く、温泉付きや豪華な朝食などすごーく満足したので、今回も最後の晩に東銀座の三井ガーデンホテルに一泊したんですけどね、、、

前回と事情が違った💦

高級な温泉旅館よりはずっとハードルが低いシティホテルの大浴場。外国人客(アジア系がほとんど)には日本の浴場ルールを知らない人も多い。入り口でスリッパを脱がずに脱衣所に入って来る人、さらには風呂場まで履いて来る人、パンツを履いて風呂に入る子供、長い髪を湯に浮かべる女子、湯船の縁に座って耳に突っ込んだ指を湯ですすぐおじさん、、、

まあ、今どき外国人客だけとは限りませんが、、、多分もう泊まらないと思う😅


和包丁ブーム


東京の調理道具街『かっぱ橋』

本物そっくりな食品見本ブームをきっかけにここに来る外国人が増えました。基本的に業務用の卸問屋さんがメインの道具街なので、昔は土日休みのところが多かったのですが、個人客や外国人客の増加に伴って少しずつ雰囲気も変わってはきてましたが、、、

今回久々に訪れてみたら、まあビックリ😮 昔ながらの和菓子道具がごっちゃごちゃ置いてあった古い小さな店が素敵な複層陳列のこじゃれた店になっていた!

他にも改装してきれいになった店がたくさんありました。そして、包丁屋さんが増えた!以前はこんなに刃物屋さんは無かったと思うのですが、いまや海外の料理人さんたちのステータスともなった日本の高級な刃物を目当てに外国人客がわんさかやって来る。


接客を外国人がしている店も多かったです。中には「ここ日本人経営???」と疑いたくなるような店もあったり。とにかく、どこの刃物屋さんも外国人客でいっぱいでした。

食パンをはじめ、海外の和食ブームはまだまだ続きそう。道具も並行して動くんでしょうね。合羽橋はまだまだポテンシャルがあるってこと。


ハイブランドと肩を並べるユニクロ&ダイソー


すでに海外席捲中のユニクロ&ダイソー。ユニクロは銀座に旗艦店が二つもあり、どちらにもフラワーショップとコーヒースタンドがありました。なんで花屋を始めたんですかね??




かつては「プランタン銀座」だった「マロニエゲート銀座2」は、ユニクロとダイソーのグループブランドが勢ぞろいで同居するというすごいテナントに💦 そして地下はスーパーの「オーケー」ですって!


どっちもお客は外国人の方が多いんでしょうね。ユニクロの店員さんはみんな日本語がちょっとだけ変😂


人件費削減


前回の一時帰国の時からそうでしたけど、小売りや外食のお金の支払い方が劇的に変わりましたね。私たちが渡米してからの4年半でこれが一番大きく変わったことだと思います。

ユニクロはICタグの自動読み取り精算がすごいよね~。前回の一時帰国で初めて体験した時は驚いてちょっと笑ってしまった。

現金払いが主と言われ続けた日本で、いまや老若男女がICカードやスマホで「ピッ」と決済してます。交通系ICカードが全国共通で使用できるようになったのでとても便利。

コンビニや外食チェーンはスーパーの自動精算レジみたいのを置いてるところが増えました。現金は手渡しじゃなくて自分で精算機に入れる。セブンで、つい忘れて現金をカウンターに置いたら「ナニ?このオバサン😑」てな顔して「現金はココに入れて」と冷たくあしらわれました、、、

回転寿しでおなじみになったタブレット端末での注文と精算が、たくさんの外食で導入されてました。店員を呼んで注文する手間が省けるし間違いも減ります。料理が早く出てくるので店の回転率も上がるし人件費は節約できるし良いことだらけでしょうね。割り勘も簡単😁


焼肉屋さんでこれを使って思ったんですけどね、直接の注文は日本語が読み書きできない店員には難しいですけど、端末注文なら料理を運んでくるだけで良いので外国人にもできます。外国観光客向けの多言語化も対応が簡単ですよね。

面白かったのが、焼肉屋さんの端末は会計精算が「部長1万円」「課長5千円」的な”傾斜配分”で自動計算できるようになってた。日本人らしい気配り😂😂😂


その他


歌舞伎座の前に出されていた12月大歌舞伎の看板。すごいことに気づいた。


役者の中に「初音ミク」って書いてある~😂😂😂


新幹線もいろいろ変わってました。内装は飛行機の機内みたいで、各号車の最後列は大型荷物置き場付きの席として予約が可能。トイレ前にも予約必須の大型荷物置き場があった。





羽田の出国カウンターも、自動チェックイン機や機内預かり荷物の自動読み取りとか初体験がいろいろ。


長々と思い出の記録も含めて書いてみました。とにかく、コロナと2020オリンピック、このビッグイベントの間日本を離れていた人は久々の帰国でたくさんの変化に驚くことと思います。変化には良い面悪い面あると思いますけど、私個人的にはアメリカの頑なな保守より意外に日本の方が変化に柔軟かも、と改めて思っています。

89歳の父がドラッグストアのスマホアプリを使って電子クーポンで買い物してたからね!!😆 


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